コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2023年10月 3日地下神殿
東京ネットサポートセンター長 毛塚
こんにちは、東京ネットサポートセンターの毛塚です。
毎年、台風や線状降水帯による大雨などによって数多くの甚大な被害が発生しています。
首都圏は、利根川・江戸川・荒川という大河川に囲まれた低い地形で水が溜まりやすい地形となっていることで昔から大雨時など浸水被害にあうことがとても多かったそうです。そこで、東京を洪水被害から守るため、2006年に埼玉県春日部市に首都圏外郭放水路(しゅとけん がいかくほうすいろ)がつくられました。
国道16号直下約50mにある延長約6.3kmの世界最大級の地下放水路です。
画像引用:国土交通省江戸川河川事務所ホームページ
画像出所:国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所ホームページ提供
メディアなどでは「地下神殿」と呼ばれることが多く以前からずっと気になっており、今回見学の機会を得ました。地下トンネルから流れ込む水の勢いを調整するための「調圧水槽」は、長さ177m・幅78m・高さ18mの広さがあり、重量500トンの巨大な柱59本が天井を支える光景が神殿のようなことから「地下神殿」と呼ばれています。
洪水防止のみを目的とすることから、通常時は水を取り込まず空堀で、人も立ち入れる巨大な地下空間となっています。その調圧水槽がこちらです。
まさしく神殿を彷彿とさせます。
壮大、そして神秘的!
その大きさは、人の大きさと比較するとよくわかるかと思います。首都圏外郭放水路のメカニズムです。
第1立坑も見学しました。
それが、こちらです。キャットウォークと呼ばれる作業用通路をハーネスをつけて歩くことが出来ます。
上から見るとこのようになっています。立坑は、第1から第5まであり、洪水を調圧水槽に取り込んでいます。
深さが約70メートル、直径が約30メートルあり、スペースシャトルや自由の女神像が入ってしまうほどの大きさです。
画像出所:国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所ホームページ提供
こちらは、中央操作室です。
中央操作室では、首都圏外郭放水路のすべての情報が集められ、水位や雨量の監視やゲート操作、ポンプ設備の起動などを行なっています。施設内には洪水に関する情報パネルや展示が多くあり、係の方より洪水リスクとその対策について説明いただけ、洪水の予防と安全な行動についての知識を深めることができます。
2019年に日本列島を襲った台風19号。全国各地の河川で氾濫、堤防の決壊が起こり、住宅街に甚大な被害をもたらしました。国土交通省によると、台風19号により決壊した堤防の数は全国55の河川、79カ所にのぼったといいます。
そんな中、こちらの施設が洪水を防ぐ大きな役割を果たしていたそうです。首都圏外郭放水路は、東京の安全を守る要として、私たちの安心・安全に貢献してくれています。
この施設は驚異的なインフラストラクチャーでその機能と規模に圧倒されました。今回の見学を通じて、日本の危機管理能力と技術力の高さに深い感銘を受けました。
洪水対策に興味がある方、自然環境に興味のある方、技術の進歩に興味を持つ方には、ぜひ一度訪れてみていただきたい場所です。
国土交通省江戸川河川事務所ホームページ
https://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/gaikaku/
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