コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2023年8月21日国内株式の証券コードに英文字が組み入れられる!
大阪ネットサポートセンター 藤原
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大阪ネットサポートセンターの藤原でございます。日頃は「コスモ・ネットレ」をご利用いただき、誠にありがとうございます。
いきなりですが、質問です。
現在、国内市場に上場している企業数は何社くらいあると思いますか?
答えは、約4,300社です。
東証だけでも3,900社(2023年8月16日時点)もあるのですが、中には似たような社名もあるため、投資する際に間違わないように、「社名」と「数字4桁の証券コード」を照合して銘柄を識別します。株式投資のご経験がある方には、馴染みのあるこの「証券コード」は、国内に上場している企業すべてに数字4桁の番号が割り振られております。
さて、この証券コードについてお知らせです。
2024年1月以降は、英文字が使われることが決まりました。
2009年、東京証券取引所が事務局を務める証券コード協議会は、証券コードに利用できる数字の組み合わせがいつか枯渇してしまうことを予期し、証券コードに英文字を組み入れる基本方針を公表していました。
枯渇してからでは遅いので、利用可能コード数を十分に確保するため早期実施に踏み切ったというわけです。
新しい証券コードは、数字と英文字を組み合わせた4桁で構成され、コードの先頭1桁目と3桁目は必ず数字、英文字は2桁目か4桁目、もしくはその両方に入ることになります。
具体的には、以下3つのパターンとなります。
・2桁目のみが英文字(例)7A77
・4桁目のみが英文字(例)777A
・2桁目と4桁目が英文字(例)7A7A
なお、英文字を組み入れた証券コードは、2024年1月以降に新規上場する銘柄に割り振られ、それ以前に上場した銘柄は、今までどおり現在(数字のみ4桁)の証券コードが継続して使用されます。*詳細は「証券コード協議会からのお知らせ」をご覧くださいませ。
https://www.jpx.co.jp/sicc/news/nlsgeu00000329fb-att/Leaflet.pdf
ちなみに、米国を始め海外では、英文字のみを組み合わせた「証券コード」が採用されており、「ティッカー」(正しくは、「ティッカーシンボル」。
1870年から1970年代まで、リアルタイムの株価情報の取得は、ティッカーマシンという装置が使われ、このティッカーマシンは電信で市場からの情報を受信し続け、ティッカーテープと呼ばれる紙テープに企業名と株価を印刷していましたが、省略され印刷された企業名をティッカーシンボルと呼ぶようになりました)と言います。
例えば、アップルのティッカーは「AAPL」、アマゾンドットコムは「AMZN」。それぞれティッカーを見ると、どの銘柄なのか連想しやすくありませんか?数字だけの日本とは大きな違いがあります。新しく始まる国内株式の英文字が組み入れられた証券コード4桁は、開始当初は少し違和感があり混乱するかもしれませんが、個人的には、月日が経過すれば次第に慣れていくものと思っています。
お客様へは、開始の時期が近づきましたら改めましてご案内させていただく予定でございます。
今後とも「コスモ・ネットレ」をよろしくお願い申し上げます。