コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2023年8月18日「ポシャる」の「ポシャ」とは?
大阪ネットサポートセンター 保田
こんにちは、ネットサポートセンターの保田です。
先日ラジオからこんな言葉が聞こえてきました。
「ポシャる」
昔から計画などがつぶれたりダメになったりするときに使うけど、「ポシャる」の語源は何!?
相手に降伏や服従の意思を示す「脱帽する」という言葉を使いますが、他にも文明開化によって成人男性は洋服を着て帽子をかぶるようになった明治時代、「帽子を脱ぐ=兜を脱ぐ」と考え「シャッポを脱ぐ(降参する、観念する)」という慣用句が広がりました。
「chapeau(シャポー)」は「帽子」のフランス語です。
「ポシャる」は、帽子(シャポー)をダメになった意味を現すのに「ポシャ」と字の並びをひっくり返し、「る」をつけ動詞形にしたものだとか・・。
昭和に入って芸能人たちが、「そっくり」を「クリソツ」、「サングラス」を「グラサン」、「銀座のねーちゃんとの食事代が5万円」は「ザギンのチャンネーとシーメー代がゲー万」と言葉をひっくり返して使い、それがバラエティー番組のネタになり一般人にも流行した時期がありました。
「シャポー」をひっくり返したのも、そうした流れのなかから生まれたのかも。ちなみにダメになるの意味の「おじゃんになる」という言葉があります。
これは、江戸時代に反証を鳴らして火災を知られる際に、鎮火の合図に鐘を2回「じゃんじゃん」と鳴らしたことから火事が終わった➡火事ですべてダメになった➡ダメになったという言葉遊び。令和で若者に使われる使われる「親ガチャ」や「上司ガチャ」。
「上司ガチャハズレ、オツ!」と退職願代わりのメモを残して消えた新人の話をどこかで聞いた時は、あきれるより面白かったですが、日本人って言葉遊びが本当に上手。私たちの証券業界では、
私が入社したころは、取引所の立会場で手サインを使って株式の売買注文を伝達する「場立ち」がおり、そのころ使われていた銘柄の通称と語源を少しご紹介します。任天堂 ⇒ トランプ(ゲームの前は花札やトランプが主力製品であった)
住友鉱山 ⇒ ベッシ(別子鉱山から)
日本製鋼所 ⇒ アーム(アームストロング砲を作っていた)
シャープ ⇒ ハヤカワ(旧社名が早川電機)
他にもアチャコなんて言うのもありました。株式投資においては、ポシャらないようにがんばりましょう!