コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2023年8月16日「遠い昔に置いてきたもの」
東京ネットサポートセンター 大田
東京ネットサポートセンターの大田です。
電気工事士の免状があれば筆記試験の半分が免除になるという甘い誘いに乗せられ、とある資格を目指すことにしました。
門外漢のため独学は難しいと判断し講習会へ参加することにしましたが、講習会が始まるのは2ヶ月先です。
それまでの間に、何か資格を目指せないものかと思案した末に白羽の矢が立ったのが、「危険物取扱者乙類4種(乙4)」です。
名前こそおどろおどろしい響きがありますが、ガソリン、軽油、灯油といった身近な液体の可燃物が扱えるようになる国家資格です。
乙4には受験資格がなく、ニーズがある一方で難易度も高くないことから、毎年20万人以上が受験する人気資格であり、私の周りにも何人か保有者がいました。
東京都では毎週のように試験日が設定されており、受験料(4,600円)も抑えられていることから、チャレンジしやすい資格と言えます。合格を目指すことになったものの、受験科目(①法令、②物理・化学、③性質・消火)をみて愕然としました。
文系人間の私にとって、目にするのも耳にするのも嫌な物理・化学が受験科目にあったからです。
タイトルの「遠い昔に置いてきたもの」とは物理・化学のことです。
学生時代より苦手にしていた物理・化学ですが、乙4には科目ごとに最低点(60%)があるため避けて通ることができません。
この機会を逃すと永遠に学び直すこともないだろうなと思う中、受験科目の正式名である「基礎的な物理学及び基礎的な化学」の基礎的であるという言葉を信じて、気張ってみることにしました。
メガネが曇ることが「凝縮」!? 「ブタノール」って何だよ!?というほぼ知識ゼロからのスタートでした。
夏の夜を彩る花火の色見が「炎色反応」によるものであることも初めて知りました。
リアカーなきK村(リチウム-赤、ナトリウム-黄、カリウム-紫)・・・語呂合わせがあって良かった!!
苦手意識がなくなる程度には仕上がったので、試験当日の朝に模擬試験を受けてみたのですが、なんと不合格!
動揺が残る中、試験会場に向かいましたが、拍子抜けするくらい素直な問題に助けられ、無事に学び直しを終えることができました。皆さまにおかれましては投資銘柄を探るべく、毎週土曜日の18時に放映されているテレビ東京系列の「知られざるガリバー」という番組をご覧になられている方も多いと思います。
世界に誇る日本企業にスポットを当て、ものづくりを通じて企業の魅力を紹介する番組で、大学生のリポーターが企業トップに直接インタビューする形で番組が進行します。
企業理念や経営方針、取扱商品が分かりやすく紹介されており、私のお気に入りの番組のひとつです。
取り上げられる企業は上場会社のメーカーも多く、ある素材に何々を混ぜてといった説明がされることがありますが、化学をかじったことで理解の一助となっていることが副産物と言えます。
学生時代に授業をさぼったことへの罪滅ぼしができたかな???ところで、テキストも豊富に出回っており、うまくメルカリ(銘柄コード:4385)を利用すれば、ほとんどお金を掛けずに学ぶことができます。メルカリ便利だなあ・・。