コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2023年8月 9日飲み残しにご注意
東京ネットサポートセンター M.S
皆さま、暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
コロナも、まだまだ油断はできませんが、ひとまずは落ち着き、日常生活が戻りつつあります。
でも、この季節に注意が必要なのは、やはり食中毒です。
先日、車で外出した際に、飲みかけのコーヒーを車内に放置したことがあります。案の定、車に戻ったときには、ホットコーヒーとなっていましたが...。これって飲まない方がいいよね?でも実際は?
2021年に宇都宮市衛生環境試験所が実験したデータを見つけました。5種類(ミルクコーヒー、緑茶、麦茶、オレンジジュース、スポーツドリンク)のペットボトル飲料について、容器に口をつけて半分程度飲み、残りを夏場の室内の気温を想定した30℃の場所に放置し、直後から48時間後までの一定時間経過後、それぞれ菌数を計測したそうです。
結果
さて、栄冠の第1位は...第1位 ミルクコーヒー
48時間放置した間に、もっとも細菌数が多くなったのは、ミルクコーヒー。
飲んだ直後の菌の数は1mLあたりおよそ1000個でしたが、24時間後には、およそ1000万個、48時間後には3億個以上もの細菌が確認されたとのこと。
菌は糖分やタンパク質を栄養として増殖するので、これらの栄養分が多く含まれるミルクコーヒーで大幅に増殖したようです。恐ろしい、3億個って...。
第2位 麦茶
これは意外かも。糖分もないのに?
24時間後におよそ9000個、48時間後には3万個を超えたそうです。麦茶は大麦の種子が原料となっているので、炭水化物を比較的多く含むことから、細菌が増えたようです。
残りの3種類についても意外な結果が...。第3位 緑茶
飲用直後に約1700個あったものが、24時間後には10分の1以下に減少し、48時間後には100個程度になったとのこと。
緑茶には「カテキン」という細菌の増殖を抑制する作用のある成分が含まれているため、菌数が減ったようです。
オレンジジュース(果汁100%)
スポーツドリンク
飲用直後から100個程度でしたが、3時間後にはほぼ0個になり、以降増えることはなかったとのこと。
オレンジジュースやスポーツドリンクは、液性が強い酸性であったことから細菌の増殖を抑える効果があったようです。
大人の口の中には、300~700種類の細菌が生息しているといわれます。また、歯をよく磨く人で1000~2000億個、あまり歯を磨かない人では4000~6000億個、さらにほとんど磨かない人では1兆個もの細菌がすみ着いているようです。
これら細菌が、ペットボトルに入り込んだとしても、ただちに危険な状態ではないようですが、細菌が増殖した状態になれば、飲料の品質を落とします。
また、細菌の増殖に適した温度帯で放置したり持ち歩いたりしながら、容器の開閉や口をつけて飲用を繰り返すうちに、食中毒菌や腐敗菌が混入する可能性があるとのことです。
また、今回の実験では、緑茶、スポーツドリンク、オレンジジュース(果汁100%)においては、細菌の増殖は見られませんでしたが、上記3種と似た種類の飲料であっても、必ずしも細菌が増えにくいものばかりとは限らないとのことです。
細菌をふやさないためには?(宇都宮市衛生環境試験所より)1.グラスなどの他の容器に移して飲むこと
2. 冷蔵庫に保管すること
3. 早めに飲み切ること普段、オフィスや外出時にペットボトルを携帯する人も多いと思います。特に外出時は、
1.グラスなどの他の容器に移して飲む
2. 冷蔵庫に保管する
などの対応はできませんので、早めに飲み切ることが大切。私は、お客様からいただいた各種お手続き書類の管理などもさせていただいております。
仕事も同じ。迅速に処理をし、お待たせしない様、頑張ります!!