コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2023年7月25日スズメ
東京ネットサポートセンター E.M
毎朝、出社前に近くの公園に立ち寄っています。
季節によって咲く花の違いを楽しめ、また、鳥や虫の姿も見られるオフィス街の貴重な憩いの場です。
ある朝のことです。
公園前の横断歩道で犬の散歩から帰る様子の女性が信号待ちをしていました。
信号が青に変わったので歩き始めたのですが、何度も何度も後ろを振り返っています。犬が心配なのでしょうか...?
女性の視線の先を見ると、何と!!
三羽のスズメが犬の後からちょこちょことホッピングをしながら一緒に移動しているのです。
私も目がクギ付けになってしまい、ずっと見ていたのですが、しっかりと横断歩道を渡り切っていました。
出社時刻が迫っていたので、私もその後を追うことができなかったのですが、スズメ達は公園の外でもにぎやかに行進を続けていました。
とってもおちゃめな一団に朝から思わず笑顔になりました。それにしても、久しぶりにスズメを見たように思います。
実際、日本では個体数が減少してきていると聞きます。
日本の住宅構造の変化によって巣を作りにくくなったこと、農地の減少で餌が減ったこと、外来種の増加などが原因のようです。スズメは都市や農村地帯など、人が住むところに生息する鳥なので、人が住み始めるとスズメも居着きますが、人がいなくなるとスズメもいなくなってしまうそうです。
昔話でもおなじみですが、ずっと人と縁が続いているのですね。見た目の可愛らしさだけでなく、害虫を捕食してくれるなど、大切な存在ではありますが、一方では糞害などの問題も耳にします。
以前は、公園などで鳥への餌やりをよく見かけましたが、今では日常でほとんど見られなくなりました。人間側の都合から見ると、難しいこともありますが、何よりもあんなに可愛らしい様子を見てしまうと、関心を持たずにはいられません。
共生の大切さについて改めて考えさせられた朝でした。