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コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」

2023年3月10日

東日本大震災から12年 関東大震災から100年

ネット取引統括部長 山形 光 ネット取引統括部長 山形 光

  • 2011年3月11日14時46分。東日本大震災を引き起こした国内観測史上最大のマグニチュード9.0の巨大地震。


    震源地は宮城県男鹿半島の東南東約130㎞・深さ約24㎞付近。
    原因は、海底で起きた巨大活断層の破壊で、岩手県宮古市沖合から茨城県の沖合まで長さ約450㎞・幅約200㎞と広範囲におよびました。


    揺れは180秒と長く、震度は、宮城県栗原市震度7、東京23区でも最大震度5強、九州南部や小笠原諸島でも震度1と広範囲で観測され、日本全土を揺らしました。


    最も大きい被害を出したのは大津波。岩手県大船渡市40.0m他、太平洋沿岸の各地が10mを超える巨大津波に襲われました。
    この地震は、東北や東日本を中心に東側に大きく引き延ばされ日本列島の面積がおよそ1万平方メートル(東京ドーム約20個)増えたとされ、日本の地形を変えるほどのものでした。

    12年前、私は東京の帰宅難民者の一人でした。
    日比谷通り沿いのビルは、トイレや休憩所として開放され、見ず知らずの人たちみんな余震の恐怖で心は落ち着いているわけもなかったけれど、帰宅の列は、声を掛け合い、通路を譲り、助け合い、自然には勝てないけれど、自然にできることを自然にしていました。


    怖さが薄らいだのを記憶しています。


    様々な災害に見舞われるたび、国は防災に力を入れてきたけれど、ひとりひとりがしっかりすることはとても大切だと思います。

    備えは大事。
    「物理的な備え」は、自宅や職場ではできても、外出先で災害は起こるかもしれない。持ち歩ける最小限の備えのご参考。

    ↓東京消防庁ホームページ「地震に対する10の備え」
    https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/bou_topic/jisin/sonae10.htm


    「避難行動の備え」と言えば、小学生の頃は避難訓練があるけれど、大人になるとなかなかない。たまには避難所までの経路を実際に歩いて確認したり、外出先で被災した場合は、場所ごとにとる行動が異なってくるので、日頃からイメージすることも大切なのでご参考。

    ↓東京都防災ホームページ「外出時の行動マニュアル」
    https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/kitaku_portal/1000047/1000541.html


    追体験も大切。
    今から100年前。1923年9月1日11時58分に起きた関東大震災。


    マグニチュードは7.9。
    震源地は相模湾沖という説もありますが、気象庁の「関東大震災から100年」特設サイトを参考にすると、神奈川県西部。秦野市あたり。深さ約23㎞付近。


    最大震度は6(当時の震度は0~6までとされており、現在の震度7相当の揺れだったと推定されています)。


    ↓気象庁ホームページ「関東大震災から100年」特設サイト
    https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/1923_09_01_kantoujishin/index.html

    ↓秦野市役所のホームページには関東大震災体験談がありました。
    https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1001000001042/files/taikenki.pdf


    もしその日が来た時。
    私は、体が動くか不安です。
    せめて今日だけは、身を守ることについて考えてみませんか?

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