コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2023年1月10日はば海苔
東京ネットサポートセンター R.F
こんにちは。
東京ネットサポートセンター管理担当のR.Fです。お正月の定番料理、お雑煮の話です。
先日正月に親戚の家を訪問した時に、はば雑煮 をいただきました。
磯の香りが強く、とても美味しい雑煮でした。はば雑煮は、かつお昆布のだしをお醤油で調え、焼いた角餅をいれ、炙って砕いた「はば海苔」をたっぷりと乗せ、「はば」の香りを楽しむお雑煮です。
とてもシンプルなお雑煮ですが、一説には三が日は台所の神様に休んでいただき、普段は忙しく家事に追われているお母さんはゆっくりしてもらい、お父さんが作りやすい調理法になったとも言われています。お母さんにはとっても嬉しい料理ですね。
(鶏肉や里芋を入れるご家庭もあるそうです。)はば雑煮に入っている 「はば海苔」は、はばを利かす・はばを付ける・はばを持つというような意味で縁起の良い食材と言われており、特に千葉県の一部地域では年越し・年始の郷土料理として食されています。
( 出典:農林水産省Webサイト)
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/haba_zouni_chiba.html「はば海苔」は、静岡県伊豆では「ハンバノリ(はんば海苔)」、島根県出雲地方で「カシカメ」と呼ばれており、日本の全域の沿岸の岩場で自然に生育している15~25センチほどの長さがある、緑色や茶色の海藻です。
とても固い海苔なので、普段食べている海苔のように巻物にしたり、餅に巻いたりすることが出来ません。
雑煮やみそ汁等に乗せたり、軽くあぶって、砕いて醤油をかけ、ご飯に乗せていただきます。磯の香りと旨味が非常に強い海苔です。
刈取りは12月に1回、1月に1回の年2日のみで収穫量も少ない為、希少価値の高く、価格は1枚で1,000円以上の超高級品です。
地域的で、かつ主に年末年始に流通されているため、なかなか出会うことのない「はば海苔」ですが、見かけたら是非お試しください。