コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2022年12月22日有馬記念
大阪ネットサポートセンター 中村
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みなさんこんにちは。
大阪ネットサポートセンターの中村です。12月25日(日)は中山競馬場で中央競馬の総決算である有馬記念が行われます。
ファン投票で選ばれたドリームレース!
毎年、多士済々のメンバーが揃うため、出走表を見るだけでも非常に楽しみです。中山競馬場の入場料が200円と安いとはいえ、来場者数は毎年10万人以上を集客。
そもそも10万人を集められるスポーツはあまり多くはないのでは?もうこれは、年末の風物詩と言えるでしょう。有馬記念の「有馬」は、有馬記念の前身である中山グランプリを創設した当時の日本中央競馬会の理事長である有馬頼寧氏が由来です。1956年、第1回中山グランプリが開催された翌年に、有馬頼寧氏がご病気で亡くなられたため、その功績を称え、有馬記念に名称が変更されたようです。
これまでの多くの名馬たちは有馬記念をラストランに選ぶことが多く、有名なものとしては1990年のオグリキャップ・2006年のディープインパクト・2013年のオルフェーヴルなどが有終の美を飾っています。
ちなみに競馬界のレジェンド武豊は有馬記念を3勝していますが(オグリキャップ・ディープインパクト・キタサンブラック)、3勝ともラストランで有終の美を飾っています。感動的なレースもあれば、穴馬が勝って、波乱をよんだレースもたくさんございますが、私が個人的に取りあげたいレースは2005年有馬記念です。この年の主役は日本近代競馬の結晶と言われているディープインパクト。
2005年の3歳クラシック(皐月賞・日本ダービー・菊花賞)を無敗で制した三冠馬で、武豊とのコンビで圧倒的な力で連戦連勝し、有馬記念でも一番人気でした。
※「日本近代競馬の結晶」と言うフレーズは、当時関西テレビの馬場アナウンサーが担当された2005年菊花賞の実況より拝借しております。
誰もがディープインパクトが勝つと思っていましたが、勝ったのは4番人気のハーツクライ!
当時ハーツクライはG1で2着が多く、なかなか勝ちきれなかったのですが、フランスの騎手(現在はJRA所属)であるクリストフ・ルメール(以下ルメール)に導かれて有馬記念で大金星をあげました。
ハーツクライは後方から追い込む戦法を得意としていましたが、ルメールの大胆な先行策をとったことが功を奏し、ディープインパクトから逃げ切ることに成功しました。ハーツクライにとってはG1初勝利、ルメールにとっては日本のG1初勝利でした。
当時、このレースを私はテレビを見ていて、まさかの出来事に唖然とした記憶があります。ディープインパクトが国内で唯一負けたレースとして印象に残っているのと同時に、競馬の奥深さと怖さに気付かされました。
※ちなみにその後、ディープインパクトは凱旋門賞こそ負けましたが、国内のレースはすべて勝ちました。一方、ハーツクライはドバイのG1を勝ち、イギリスのG1レースでも3着と好走し、有馬記念の勝利がフロックでないことを証明しました。
さて、JRAのCMのキャッチフレーズは「Hero is coming」。
今年の有馬記念でどの馬が皆様の夢を叶えるHeroとなるのか。どんな結末を迎えるのか。今からでも競馬場に行きたいくらい、非常に楽しみです。競馬の話になるとやはり熱くなってしまいました・・・。それでは良いお年を。