コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2025年12月 9日carrozzeria
東京ネットサポートセンター 大田
東京ネットサポートセンターの大田です。
carrozzeria(カロッツェリア)は、言わずと知れたパイオニア(株)のカーオーディオのブランド名です。
リアトレイのあるセダンやクーペが主流だった1980年代に、KENWOOD 、ALPINEといったブランドととともに、carrozzeriaのロゴが入ったボックス型のスピーカーを搭載した車をよく見かけたものです。
KENWOODはJVCケンウッド(6632)に、ALPINEはアルプスアルパイン(6770)として上場を維持していますが、パイオニア(当時の銘柄コード6773)は経営悪化に伴い2019年に上場廃止となりました。現在、台湾を拠点とするディスプレーメーカーのInnoluxの子会社であるCarUXに近く譲渡される予定で、経営陣は将来の再上場を視野に入れている模様です。
今年10月にパイオニアからトヨタ車専用スピーカー(2022年以降にフルモデルチェンジした車種)が発売されたのを機に、少しでも車内の音響環境を良くしたいと思いから自分で交換することにしました。

フロントドアスピーカーとリアドアスピーカーは純正のままで、ダッシュボードの純正トゥイーターのみの交換です。スピーカーのグリルカバーを外し、2か所のボルトを短めのドライバーで取り、カプラーを外します。取り付け方法の動画が同社のHPに掲載されており、初めての方でも迷うことがありません。私は、車種専用のスピーカーグリルカバーも同時発売されていたので合わせて購入しました。

スピーカーの交換前と後で違いを感じるにはどうしたらよいか?と素直な疑問が生じました。そうだ!古いスマホを使って同じ環境で録音してみようと思いつき、新しいスマホに音楽アプリをインストールして、Bluetooth接続でディスプレイオーディオに繋げました。
選曲は、みなさまお馴染みのテレビ東京系の朝の経済番組であるニュースモーニングサテライトより、かつて天気予報のテーマ曲に使っていたハートのThese Dreamsの他、Aloneで聴き比べました。
実際に聞き比べてみて、純正トゥイーターでも悪くありませんが、交換後は情報量が増えたことで臨場感が増し、2~3目盛ほどボリュームを上げたような聞き取りやすい音になりました。また、中高音域のみならず予想外に低音域もメリハリのある良い音に変化し、追加でサブウーファーなんかとんでもないというレベルに感じました。
上記の効果は、トゥイーターのフランジ部分が可変で車の特性に応じて変化させることができ指向性がよくなったこと、スピーカーグリルカバーが傾斜しておりウィンドウへの反射を抑えられていることが奏功しているものと思われます。
車内の音質向上に興味がある方は、手軽なトゥイーター交換から試してみてはいかがでしょうか?




