コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2024年10月 3日医療分野とAI
東京ネットサポートセンター 深野
ちょっと休憩している感もありますが、今年に入ってからのマーケットは生成AIが主役となっております。
AIは様々な産業を豊かに便利にする可能性を秘めていることから注目されているのですが、この春「健康寿命」を延ばす技術が発表されました。
東京の医療ベンチャーが2024年3月に発売したシステムは、早期の胃がん発見を支援するシステム。
100以上の研究機関のデータをAIが学習し内視鏡検査の画像をもとに、胃がんの可能性を判断し、医師の判断の補助に利用するそうです。
そもそもお医者様の記憶能力は凡人とは大違いなのに、人間の医師が一生かかっても覚えきれないくらいの胃がんのデータを学習しており、おそらく人間の医師が3回くらい生きないと覚えきれない量のデータを学習しているとのこと。
上場企業では、ソフトバンクグループ(銘柄コード:9984)も、AIによって医療データを解析しがん治療に役立てる計画を発表しました。
アメリカのがん患者の半数にあたる全米2,000の病院770万人の患者の医療データを持つ会社と情報を共有する他、日本の13の中核病院とも提携し、がん患者の電子カルテなどを統合。一元でリアルタイム管理・解析をするとのこと。この膨大なデータにより、きめ細やかなオーダーメイド型の治療を受けることができるようになるとのことです。
他にも今まで人類の英知で救えなかった様々な難病からも、人々を救えるのではないかと考えられています。
国連は高齢者人口14%以上を高齢社会と定義しておりますが、日本は約28%(出生率約1.2%)。出生率約1.8%のアメリカですら16.2%と高齢化に加え、人口減少も進んでおります。現代の豊かな生活を守り、さらに便利にするためにAIの開発はまったなし。AIによって人類は恩恵をどこまで受けられるのでしょうか?
長生きのリスクとは、主に①健康②経済ですが、ただ生命を永らえるだけでなく「健康寿命」を延ばせる時代はみえてきたと思います。
また、変化をとらえるのがマーケットですが、楽しい時代を生きられることを幸せに思います。
皆様のご投資がうまくいきますように!!