コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2024年6月 4日生成AIの進化
東京ネットサポートセンター 深野
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先日(5月22日から24日)、東京ビッグサイトで最新テクノロジーの展示会「AI・人工知能EXPO」が開催されました。
イベントには、国内外の300社を超える企業が出店しました。
なかでも注目を集めいていたのは「人」と「AI」の自然なやり取りを謳った対話型AI。
「接客AI」なるものも紹介されていました。AIが人間に対して、決まった質問に対して決められた返答をするのではなく、AIからも質問して相手の要望をくみ取り商品の提案などをするというもの。
AI;「好みの商品を教えていただければ、詳細をご案内しますよ」
人間:「疲れた体を癒す家電はありますか?」
AI:「マッサージ機器がお勧めです。どの部位を重点的にマッサージしたいですか?」
人間:「○〇の部位を癒したいです。
AI:「それでは○〇の商品がお勧めです」
という風に、人間対AIの会話が自然に成立していたのには驚きました。これでも十分すぎる驚きなのですが、5月13日、チャットGTPを手掛けるオープンAI社が、まるで人間のように自然なやり取りができる生成AIの最新モデルを発表し、世界に衝撃を与えました。
その最新のAIがGPT-4oで、感情表現を見せるAIです。
そもそもチャットGPTは、どんな問いかけにもまるで人間のように受けごたえする対話型人工知能ですが、GPT-4oとGTP比較してみるとGPT-4oは自然な言葉遣いや相手を思いやる言葉使いをします。他にも音声反応が早いことや、声や表情のトーンを読み取ることができそれに反応できるという特徴があり、より自然なやり取りができるようになっています。
こうした技術は私たちに大きな利便性をもたらしてくれると思いますが、EUではAIを包括的に規制するAI法が成立し特にリスクの高い使い方を禁止し、AIによるものであることを明示することが義務付けされ、違反すると制裁金が課されるという厳しい措置が取られ、日本でも今年の夏以降、政府が新たな法規制を導入するかどうかの検討をはじめることになりました。生成AIが進化するなか、どう安全に活用するか。私たち自身も考える必要があると思います。
労働生産性の向上や、少子化による人材不足などの課題解決として、企業が続々と導入を始める生成AI。
ここ数ヵ月は、銘柄が絞られてきておりますが、マーケットの主役になっています。
特に注目され相場を牽引しているエヌビディア(NVDA)は、6月7日(米国株のリアルタイムトレードは、日本時間22時半~翌朝5時)が分割権利付き最終日となります。
6月4日配信の「米国株ダイジェスト」でご紹介しておりますので是非ご覧くださいませ。
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