コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2025年7月10日7月10日は納豆の日
東京ネットサポートセンター 原田
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こんにちは、納豆大好き東京ネットサポートセンターの原田です。
みなさん、納豆は好きですか?
納豆が広く食べられるようになったのは江戸時代後期からだといわれています。
朝食のおかずによく利用され、カラシを混ぜるのも江戸時代からだそうです。
当時は、ごはんに直接かけて食べるよりも、納豆を包丁で細かく刻み、同じく細かく刻んだ豆腐や野菜で作る納豆汁にして食べる方が一般的だったようです。
7月10日が「納豆の日」と初めて制定されたのは1981年でした。 関西地方では納豆が苦手な人が多く、消費量がなかなか上がりませんでした。 そこで納豆の消費量を上げることを目的として関西納豆工業協同組合が制定した日であり、もともとは関西地方限定の記念日だったそうです。
納豆のにおいが苦手な人が多い関西地方で制定されたことは意外でした。
調べたところ、1世帯あたりの年間消費額は福島県福島市が日本一です。
納豆で有名な茨城県水戸市はというと、2017年から消費額日本一を逃し続けていることを受け、消費拡大を図るため、2022年に7月10日を「納豆の日」と条例で定めました。つい近年に制定したばかりで、制定が遅すぎるのではと意外に思いました。※1
餃子やラーメンの日本一は毎年ニュースで取り上げられますが、納豆消費額日本一は知りませんでした。
※2
福島市のホームページでは「年間消費額は4年連続日本一(2019-2022)でしたが9位に転落(2023)。悔しさをバネに日本一奪還を掲げて、ネバリ強く取り組んだ結果、過去最高額(7,830円/世帯)で日本一奪還に成功しました。
今後も「納豆を日本一愛する街」として、官民連携により納豆文化を賑わいづくりに活かしてまいります。」と高らかに宣言しています。
<ナットウキナーゼ>
サプリメントでも目にしますが、納豆のネバネバ部分に含まれるタンパク質分解酵素はナットウキナーゼと呼ばれ、その効果は、血液をさらさらにして血栓を溶かすことにより心臓病や脳卒中のリスクを軽減します。
血栓は深夜から早朝にかけて出来やすいため、ナットウキナーゼを摂取する時間帯は夕食後や寝る前がよいと考えられます。40代以上の方、ストレスの多い方、血圧が高めの方、高脂血症や糖尿病などで血液粘性の高い方等には、特に定期的な摂取が勧められています。
※3
納豆のパッケージより(撮影:原田)
納豆を継続的に食べることで、健康面では様々なメリットが期待できますが、食べ過ぎるとデメリットもあります。
<主な納豆のメリット>
・便秘解消、腸内環境改善:食物繊維が豊富で、便秘の解消や腸内環境の改善に役立つ。
・骨の健康をサポート:ビタミンKが豊富で、骨の形成を助ける。
・大豆イソフラボン:骨粗しょう症の予防や更年期障害の症状軽減に期待できる。
・ナットウキナーゼ:血栓を溶かす酵素で、血液の循環を良くする。
・コレステロール値の改善:大豆製品を毎日の食事に取り入れることで、コレステロール値の改善につながる可能性がある。
<主な納豆のデメリット>
・プリン体:納豆にはプリン体が多く含まれており、過剰摂取は痛風や腎臓病を悪化させる可能性がある。
・ビタミンK:心臓病治療薬のワーファリンを服用している場合、ビタミンKの過剰摂取は薬の効果を弱める可能性がある。
納豆が健康にいいのは事実ですが、納豆にはビタミンAなど足りない栄養素もあります。
ビタミンAは皮膚や粘膜の健康を保ち、免疫機能をサポートする役割がありますが、不足すると、肌が乾燥したり、角質が厚くなり、粘膜の機能が低下することで風邪などの感染症にかかりやすくなります。目の乾燥も進んで、結膜や角膜も乾燥して傷つきやすくなるそうです。
ちなみに、白米にもほとんどビタミンAがないので、納豆ご飯だけを続けるとビタミンA不足になるらしいです。※4
納豆を食べる目安は、1日1パック。多い日でも2パックが目安のようです。
体に良いからといっても食べすぎや偏った食事は逆効果になることもありますので、ご注意ください。
余談ですが、ネバリ強く企業調査を行っている当社アナリストによる「北浜オンラインセミナー」をぜひご覧ください!
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※1 水戸市HPより
※2 福島市HPより
※3 日本ナットウキナーゼ協会