コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2024年1月12日今度こそ、歴史にしてしまいたい言葉「失われた30年」
ネット取引統括部長 山形 光
大発会、33,193.05円で寄り付いた日経平均。
その日は、震災の影響とかアップルショックとかを材料に、約500円安の32,693.18円まで下落しましたが、結局大引は、33,288.29円まで回復。
1月9日には、33,763円で引け、バブル崩壊後の高値を昨年7月以来に更新しました。
3日連続で更新し、本日1月12日もしっかりしております。私は、いわゆるバブル入社組。
家賃も親の仕送りで、いただくお給料では生活もやっとでしたが、世の中の景気の良さに、皆が浮かれていることはあたり前で、「頑張って働けば、その内、自分もたくさんお給料がいただけようになるのだろう」と考えていました。
実に甘い考え・・・。バブル当時1990年12月29日につけた高値は、38,915.87円ですが、90年3月の名目GDPは443兆円、1ドル=158円で、東証一部のPERは47.5倍!PBRは4.27倍!時価総額は469兆円!
今は?というと、名目GDPは595兆円もあるのに、プライムのPERは15.4倍だし、PBRは1.3倍。時価総額は595兆円です。「こんなに上昇しているからバブルなのでは?」との声も聞きますが、先に記載した通り、今のPERは約15倍です。
大きな違いは、たくさんありますが、外国人の投資比率は、当時4.2%だったのに対して30.1%にも上昇しているのは、現在の日本は割安と評価され投資する価値があるからではないでしょうか?数年前、営業をしていた時代に「インフレに備えるために、投資をしましょう」とお話していましたが、その当時は、まだまだデフレ経済で「銀行預金にお金を置いておいて利子もつかないけれど、目減りもしないから」というお客様が多かったことを思い出します。
新しく始まった「新NISA制度」や、東京証券取引所が昨年3月に企業に求めたPBR1割れの是正に向けた取り組み、それを受け各企業のROEを上げる取り組み。
高校生の家庭科では、金融を教える授業も2022年4月からはじまっています。
失われた30年は、もはや過去になろうとしている日本のマーケット。投機ではなく、いよいよインフレに備える投資が必要なのでは?
「株で買うより時を買え」という相場格言もありますしね。新NISA制度の利用方法や、お困りごとなどございましたら、ネットサポートセンターまでお気軽にご連絡くださいませ。
皆様の大切なご資産が、インフレに負けませんように!