コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2022年11月17日酉の市2022
ネット企画部 N.H.
-
昨日、酉の市に行って参りました。
令和4年、2022年の酉の市は三の酉。
11月4日(金)、16日(水)、28日(月)で開催されます。去年の今頃は東京に転勤してきて間もなかったので、電車の中で大きな熊手を持っている方を
何人も見かけ「何かのお祭り?」と首をかしげていました。それから一年が経ち、先日も同じような光景に遭遇し、スマホで検索。
毎年11月の酉の日(十二支)を祭日として、開運招福・商売繁盛を願う酉の市という、
東京では非常に馴染みのあるお祭りだと知りました。関西人である私は「十日えびす」はよく知っていますが酉の市は聞いたことがなく...
せっかく東京に住んでいるのなら!と参加してみました。東京では新宿・花園神社や練馬・大鳥神社など様々ありますが、私は浅草酉の市を選びました。
浅草酉の市は、酉の寺・長國寺と鷲神社の隣り合う二つのおとり様に参拝できます。まずは酉の寺・長國寺から。早速大きな熊手守りがお出迎えしてくれます。
中に入るととっても可愛い花手水にうっとり。
参拝までの道はひたすら両サイドに熊手守りの露店がひしめき合う熊手ロードとなっており、
鮮やかな熊手に囲まれ、歩いているだけで縁起の良い気分になります。
熊手は江戸時代から変わらない開運祝福のお守りで、「運を開いて福を呼び込む」という意味があるそう。
後から調べてわかったことですが、熊手守りを買うときはお店の人と値切り交渉をし、
自分が納得した値段で購入する文化があるそうです。
しかし、チップ代として値切った額と元値の差額を結局最後にお渡しするのだとか。これが江戸の粋というやつでしょうか...。少し並んで、ようやく本堂へ辿りつきました。
恐らくこれが年内最後の参拝となりそうなので、来年に思いを馳せてしっかりとお参り。
長國寺と鷲神社は隣合わせなので、境内からそのまま鷲神社に向かうことができます。
せっかくなので鷲神社にも参拝へ!と思いきや...
参拝したい人が神社の外まで並んでいたので、結局入り直すことに。
「来年の福運を掻きこもう」の文字に来年の干支は卯だと気がつきます。
卯の相場格言は「跳ねる」。跳ね上がるような株式相場の上昇を願いつつ、おとなしく列に並んで順番を待ちます。
30分ほど並んでようやく本堂が見えてきました!
たくさんの提灯が幻想的に光っており、とても綺麗。並んだ甲斐がありました。
二つのおとりさまにしっかりとお参りをし、私の初・酉の市は幕を閉じたのでした。コロナ渦では三度目の開催となった今年の酉の市。
歩いているとあちこちで「来年こそは収束してくれたら...」と話す露店の方の声が聞こえてきました。
参拝に並ぶ沢山の人たちや、境内の外に出されている屋台にはしゃぐ子供たち。
少しずつ元の日常に戻りつつあるのかもしれません。
まだまだ油断は出来ませんが、
不思議と元気が出てきそうな、そんなパワーを受け取れた参拝となりました。再来週28日(月)も開催されます。
ご都合が付く方は、ぜひ年内最後のお参りに向かわれてはいかがでしょうか。