お預り残高画面の「取得単価」が実際の買付単価と異なるのは何故ですか?
特定口座を開設されている場合、お預り残高に表示されている「取得単価」は実際の買付単価とは異なります。ここには特定口座内において課税対象額を計算する上での「税務上の取得単価」が記載されています。お客様の買付単価自体は取引履歴または取引報告書にてご確認ください。
特定口座における「税務上の取得単価」には、株式の買付金額のほか、金融商品取引業者に支払った委託手数料(消費税を含む)等、株式を買付するに当たって生じた諸経費を組み入れて計算しています。
したがって、「手数料」を支払って株式を買付された場合については、「お預り残高」画面上の「取得単価」(=税法上の取得単価となります)は、実際の「買付単価」に委託手数料(消費税を含む)等を考慮して算出し表示します。
なお、この「取得単価」は1円未満を切り上げて算出して表示し、品受けした株式の「取得単価」には金利等の信用取引にかかる諸経費を考慮します。
また、特定口座を開設された場合も譲渡損益は、この「取得単価」で計算されるため、お客様に発行される「年間取引報告書」の年間損益等は、この「取得単価」をもとに計算されたものとなります。
例えば、A社株式を株価600円で1,000株買付けた場合。
買付価格 600円×1,000株=600,000円
委託手数料 1,100円(税込)
よって、取得価額は「601,100円」で、1株当りの「取得単価」は、601,100円÷1000株=「601.10円」となります。
「お預り残高」画面の取得単価は、1円未満を切り上げますので「602円」と表示します。
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