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2025年11月13日
米国株調査隊・N子
【調査報告ファイル#07】
高まるサイバー脅威...今こそ考える「セキュリティ投資」と「対策」
皆様こんにちは。米国調査隊のN子です。米国では今何が流行っているの?そもそもどんな銘柄が?というテーマでお届けするこのコラム。今回は、私たちの生活にも深く関わる「サイバーセキュリティ」について調査報告します!
先日、アサヒグループHDやアスクルといった国内大手企業が立て続けにランサムウェア(身代金要求型ウイルス)とみられるサイバー攻撃を受け、受注や出荷業務停止するというニュースが大きく報じられました。両社ともシステムの全面復旧はしておらず、現在もFAXや手作業で受注を管理しており、被害が長期化しています。
金融業界も例外ではなく、弊社も含め、今年は多くの証券会社が不正ログインの脅威に直面しました。フィッシング詐欺(偽メール・偽サイト)などによる被害も後を立たない状況です。なぜこれほどまでにサイバー被害が拡大しているのでしょうか。
背景の一つに、「生成AIの悪用」が指摘されています。
▼脅威は生成AIにより更に巧妙化
生成AIは身近なものとなり、さまざまな分野で活用されています。便利になった一方、サイバー攻撃者も同様に生成AIを活用していると考えられ、強力で巧妙なサイバー攻撃が増加しているのが現状です。
従来であれば、海外で作成された偽メール等は、不自然な日本語により、すぐに怪しいと分かったものです。しかし、生成AIの誕生により、誰もが簡単に流ちょうな日本語の文面が作成できるようになったため、簡単に見破ることが難しくなりました。
事実、フィッシング対策協議会によると、2024年のフィッシング報告件数は19年比で30倍以上に急増しており、今年も9月時点で既に昨年を上回る過去最多の件数となっています。
一方で、サイバー攻撃に対応できるのも、またAIです。
攻撃者は常に新しい手法で仕掛けてくるため、AIを使って様々な攻撃経路やパターンを予測することは有効な手段と言われています。東洋経済新報社の『業界地図2025』によると、世界と日本のサイバーセキュリティ関連支出は、向こう5年で平均2桁の成長が続くとされており、市場規模は緩やかな拡大を続けて行きそうです。これはサイバーセキュリティが社会に必要不可欠なインフラであり、同時に長期的な成長投資テーマであることを示しているのではないでしょうか。
▼日本株では選択肢が少ない?
日本政府も経済安全保障の観点から、サイバーセキュリティ分野の強化を重要政策に掲げています。
しかし、残念ながらこの分野を専門とする有力な上場企業が国内には少ないのが現状であり、大手に名を連ねる日本企業はトレンドマイクロ(4704)のみとなっています。
NRIの2023年9月調査によると、日本企業のIT投資比率は売上高の約1%前後にとどまり、依然として「コスト」として捉えられる傾向が根強いことが示されています。しかし、サイバーセキュリティの世界は、まさに"イタチごっこ"。
攻撃者たちは、日々新しいウイルスや攻撃方法を生み出しており、対抗するセキュリティ企業は新しいソフトや機材を開発し続ける必要があります。研究開発が競争力を決めるため、資金力のある米国企業が圧倒的だとされています。
米国ではサイバー犯罪による金銭的被害が年々増加しており、米政府も社会問題化した事例等を受け、企業にセキュリティ対策を促しています。2023年にはSEC(証券取引委員会)が情報開示ルールの強化を行いました。
このルール強化により、これまでは大企業中心だったセキュリティ対策も手薄だった中小企業にまで及ぶようになり、サイバーセキュリティに対する意識が進んでいることが伺えます。
▼「家の防犯」で考える米国セキュリティ銘柄
では具体的にどのような企業があるのでしょうか?サイバー空間を「自宅の防犯」に例えて、それぞれの企業の役割や強みを分かりやすくご紹介します。
●パロアルトネットワークス (PANW)
分類:ペリメーター(境界)セキュリティ
家の例え:家全体を守る「総合警備保障システム」
概要:元ソフトバンクグループのニケシュ・アローラ氏がCEOを務める、総合サイバーセキュリティのガリバーです。主力である次世代ファイアウォール(FW)製品で圧倒的な存在感を持ち、外部からの脅威が内部ネットワークに入る「境界線(ペリメーター)」を守る分野で世界をリードしています。
●クラウドフレア (NET)
分類:ネットワークセキュリティ
家の例え:塀と家との間を見守る「高性能な監視カメラ網」
概要:もともとはWebサイトを高速化するCDN(コンテンツ配信ネットワーク)の「何でも屋」として急成長しました。現在はその世界中に張り巡らせた強固なネットワーク網を活用し、「クラウド・セキュリティ+ネットワークサービス」 を提供。AIやインターネットの高速化といった長期トレンドにも合致する、注目企業です。
●クラウドストライク・ホールディングス (CRWD)
分類:エンドポイント(端末)セキュリティ
家の例え:個々の部屋のドアを守る「AI搭載スマートロック」
概要:元マカフィーの役員が創業した、新時代のチャレンジャーです。クラウド技術とAIを活用し、PCやスマートフォンなど個々の端末(エンドポイント)の動きをリアルタイムで分析・防御します。クラウド上で常に最新の脅威データを学習する仕組みを強みに、急成長を遂げているAIセキュリティ企業です。
>>もっと銘柄を知りたい方はこちら<<
▼最後に:お客様ご自身でできる「防衛策」弊社では、お客様の大切なご資産をお守りするため、ログイン時の多要素認証を必須化いたしました。アプリ認証・電話番号認証・パスキー認証と3つの方法からご自由にご選択頂けます。
中でもパスキー認証は、生体情報(指紋・顔)を利用して認証処理を行うため、セキュリティ強度の高い方式として評価されています。複雑なパスワードを覚える必要がなく、お客さまが設定している端末のロック解除と同じ方法で認証でき、スムーズにログインできる利便性が特徴です。既にアプリ認証や電話認証で設定がお済みのお客様も、パスキー認証に乗り換えることができます。
さらに、今なら抽選でアマゾンギフトカードが当たるキャンペーンも実施中です!この機会にぜひパスキー設定への移行をご検討ください。
それでは、また次回の調査報告で!
<登場した銘柄>米国株
パロアルトネットワークス (PANW)、クラウドフレア (NET)、クラウドストライク・ホールディングス (CRWD)
日本株
トレンドマイクロ(4704)
<過去の調査報告ファイル>
今年の枠、使い切った?「新NISAの利用状況を調査!」