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レバレッジ型・インバース型の上場投資信託(ETF)を活用して相場の動きにうまく対応しよう! 相場の動きに合わせて、原指標以上の値動きをするレバレッジ型ETFや、原指標と反対の値動きをするインバース型ETFを活用する取引方法をご案内します。
「今が絶好の買いのチャンス!」と相場の方向にいつも以上の自信があれば、レバレッジ型の上場投資信託(ETF)を活用することで、積極的に利益を狙うことができます。
「レバレッジ(leverage)」とは「てこ」を意味する言葉で、レバレッジ型の上場投資信託(ETF)とは、てこを使うように、日経平均株価などの 原指標以上の値動きをするように設定された上場投資信託(ETF)です。
トヨタ自動車など数ある大型株を抑えて売買代金トップになることも多い「NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)」(通称:日経レバ)は、日々の変動率が原指標である日経平均株価の2倍となる銘柄として注目されています。
日経平均と日経レバの動きの比較 ※当社作成
「日経レバ」に代表されるレバレッジETFは、ハイリターンを狙える一方で、ハイリスクであることに注意が必要です。「日経レバ」の日々の変動率が日経平均の2倍の動きをするということは、下落時にも同じことが言えるからです。
相場下落のリスクヘッジと言えば、信用取引や先物取引を利用した手法が一般的ですが、 インバース型の上場投資信託(ETF)を買付することでも保有株式のリスクヘッジを行なうことができます。
「インバース(inverse)」とは、「逆、反対」を意味する言葉で、インバース型の上場投資信託(ETF)とは、 その名の通り、日経平均株価などの原指標と反対の値動きをするように設定された上場投資信託(ETF)です。
日経平均株価などの動きと逆の値動きをするインバース型の上場投資信託(ETF)を活用したリスクヘッジの手法を紹介します。
例えば、ソニー株(6758)を500株保有しているCさんが、株価下落を予想して、保有しているソニー株のリスクヘッジを目的に、ある日(A日)の終値で「NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信(1571)」を523口買付したとします(保有するソニー株の評価金額とほぼ同等となるように買付)。 下表は、両銘柄において、A日の終値とその後の相場下落のボトムだった日(B日)の終値での差額による損益金額です。
表のように、A日からB日でのソニー株による損失は、-183,250円となりますが、同期間での「日経平均インバース・インデックス連動型上場投資」による利益が+186,188円となり、ソニー株の損失をカバーすることができています。※銘柄によって、指数との連動性は異なります。また、個別銘柄とETFの連動性は必ずしも一定でありません。上記例は、その時点における結果であり、今後においてその結果を保証するものではありません。
もちろん、ヘッジ目的だけでなく、純粋に相場下落による利益を追求する際にもインバース型の上場投資信託(ETF)を活用できます。
相場下落による利益の追求についても、信用取引や先物取引で売建を行なうことが一般的ですが、インバース型の上場投資信託(ETF)を買付することでも、相場下落によって利益を出すことができます。信用取引や先物取引口座を開設していない方でも、相場下落による利益を追求することが可能です。なお、現物で取引すれば、損失が買付代金以上に膨らむことはありません。
(注)レバレッジ型ETFやインバース型ETFの対象指標は、前営業日との比較においては、目標とする倍率に連動いたしますが、2営業日以上離れた日との比較においては、目標とする倍率未満、または超える場合があります。詳しくは、日本取引所グループのページをご参照ください。
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