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2024年5月 1日
米国株調査隊・N子
調査報告ファイル♯02
エヌビディア圧勝は一体、なぜ?
「半導体そもそも解説」
皆様こんにちは!岩井コスモ証券2018年入社のN子です。上司の気まぐれで米国調査隊を命じれた私が、米国では今何が流行っているの?そもそもどんな銘柄が?というテーマでお届けするこのコラム。新米調査員の私ですので、皆様、隊長のような広い心で報告を受け取って下さると幸いです。
さて、今回の調査内容は「半導体」。昨年から日米ともに半導体銘柄がマーケットをけん引し、話題となっていますよね。どんな種類がある?AIブームとの関係は?調べてみました!
「半導体」ってそもそもどんな意味でしょう?辞書を引いてみると "電気伝導線が導体と絶縁体との中間である物質"と出てきました。もう少し噛み砕いてみましょう。「導体」とは熱や電気を通す物質のこと。例えば金・銀・銅・アルミニウムなどです。「絶縁体」とは電気を通さない物資のこと。例えばガラス、天然ゴム、プラスチックなど。この両方の性質を兼ね備えている物質が半導体です。普段は電気を通さないけれど、ある条件を加えると電気を通す。といったように、電流を操る特別な性質のお陰で様々な電子機器が作られるのです。PCやスマホだけでなく、エアコン・テレビ・洗濯機・自動車・LEDライトなど、私たちの生活にある、ほぼ全ての電子機器に半導体が使用されており、便利な生活に欠かせない存在です。
半導体の製造プロセスはざっくり2つに分かれ、前半を前工程、後半を後工程といいます。前半・後半と軽く言っても、実際は数百から数千にもわたる複雑な工程となっており、各工程を担う様々な会社が存在します。長くなってしまうので、今回のご報告では製造工程についてのご説明は省きます(ごめんなさい)。しかし、半導体を知る上でここはとっても重要。上司に相談したところ、当社の半導体スペシャリストが、動画で解説してくれることになりました!5月1日配信の当社YouTubeをぜひご覧ください!URLは最後にご案内いたしますね。
半導体には様々な種類がありますが、ニュースでよく出てくる代表的なものを簡単にまとめました。
「ロジック」は電子機器の「頭脳」の役割を持っており、スマートフォンやパソコンで計算や指示出しが得意なCPU(中央演算処理装置)や3Dの画像を処理する際に必要なGPU(グラフィックス処理装置)などに搭載されています。 「メモリ」は脳の中でも記憶を担っており、一時的な記憶が可能なDRAMと長期的な記憶が可能なNANDがあります。 「アナログ」は温度や音声等の情報を感知してデジタル信号に変換する、人間でいう耳や目といった五感の機能を持っており、「パワー」はモーターなどの電圧や電流が大きいところに扱われる筋肉のような存在です。メーカー毎に得意とする半導体が異なっており、半導体業界がそれだけ専門化・寡占化してきたことが分かります。
長らく半導体業界でトップに君臨していたのは、PCの頭脳に当たるCPU(中央演算処理装置)で覇権を握ったインテルでした。インテルはCPU市場で独占的な地位を築き、時価総額や売上の規模で他を圧倒していました。日本でも「インテル入ってる」のCMでお馴染みでしたよね。ただ、スマホ時代の到来でPC需要に陰りが出たことに加え、半導体の性能を左右する微細化競争でライバルであるアドバンスト・マイクロ・デバイセズなどに後れを取ったことでその地位が揺らぎ始めます。そこに追い打ちをかけたのがAI(人工知能)時代の到来です。
AIの計算処理に必要なのは「大量の情報を同時並列での処理できる」GPU(グラフィックス処理装置)で、エヌビディアのGPUが独走状態となっています。もともとGPUは3Dグラフィックス処理などゲームに使われていましたが、AI学習にも転用できることが分かり、エヌビディアの需要もゲームの枠を超えていきました。
2022年の後半からはチャットGPTの登場により『生成AIブーム』が巻き起こり、生成AIを手掛けるマイクロソフトやアルファベット(グーグル)が、自社のデータセンターで使用する半導体に高成長・高価格のエヌビディア製GPUを大量購入する動きが加速。2020年に逆転済みだったインテルとエヌビディアの時価総額の差は、生成AI時代の到来でさらに拡大。エヌビディアの時価総額は半導体企業としては史上初めて1兆ドルの大台に到達しました。アマゾンやアルファベットの時価総額も追い抜き、米国ではマイクロソフトとアップルに次ぐ3位まで上り詰めます。売上高で比較してもエヌビディアは609億ドル、インテルは542億ドルと(エヌビディアは24年1月期、インテルは23年12月期)23年に初めてインテルの売上高を上回り、名実ともに「世界一の半導体メーカー」となりました。
近年、半導体の用途が広がったことでシリコンサイクル(3~4年程度で好不況をくり返すこと)がなくなり、安定的に成長を続けるスーパーサイクル状態になったともいわれていますが、最近はコロナ特需後の反動から半導体メモリ市況の大幅な調整があったりと、最終製品の需給によって影響を受けやすいことが挙げられます。また、半導体はその複雑すぎる製造工程から水平分業化が進み、設計に特化したファブレス企業と製造に特化したファウンドリー企業がありますが、製造を得意としているのは台湾セミコンダクター。ここでしか作れない半導体がある中で、米中対立や台湾有事など政治的不安要素があることは覚えておく必要がありそうです。
▽銘柄についてもっと知りたい!という方は、YouTubeをぜひご視聴ください。
日本の半導体銘柄もご紹介しております。
https://www.iwaicosmo.net/netlp/2024gwstock/index.html
それでは、また次のご報告でお会いしましょう♪
<登場した銘柄>
米国株
インテル(INTC)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、エヌビディア(NVDA)、マイクロソフト(MSFT)、 アルファベット(GOOGL・GOOG)、アマゾン(AMZN)、アップル(AAPL)、台湾セミコンダクターADR(TSM)
日本株
今回は無し <参考資料>
https://www.iwaicosmo.net/pdf/202404_us_semiconductor_beginner.pdf
<前回の報告ファイルはこちら> https://www.iwaicosmo.net/report/post_386.html