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2025年11月13日
東京ネットサポートセンター 原田
こんにちは東京ネットサポートセンターの原田です。
私たちの日常生活に欠かせない缶飲料。皆さんは、コーヒーやお茶がスチール缶、炭酸飲料やビールがアルミ缶に入っていることに気づいていましたか?実はこれ、単なる偶然ではなく、缶に詰める液体の特性に合わせて素材が使い分けられているんです。
缶の材質の使い分け
・スチール缶
コーヒー、紅茶、コーンスープ、おしるこ等は、缶に詰めた後に高圧や高熱で殺菌する必要があるため、熱や圧力に強いスチール缶が選ばれています。
また、アルミ缶は熱伝導性が高すぎて温かい飲み物の温度を保てず、熱で柔らかくなることで変形しやすく、塩分にも弱いため、そうした弱点をスチール缶が補っているとも言えます。原料の鉄は安いため今でも広く使われています。
・アルミ缶
一方、炭酸飲料やビールではアルミ缶がよく使われます。
これは、炭酸によって雑菌の発生が抑えられるため殺菌が不要であること、さらに、炭酸の圧力が缶を内側から外側に向かって押すことで、柔らかいアルミ缶でも変形しづらいということもあります。
どちらかに統一した方が効率的と思いがちですが理由があるのですね。
ちなみに、内容量の表記について、缶に中身を入れるときに高温で入れるコーヒー等は「g(グラム)」で表記されることが多いのですが、これは温度によって体積が変わるからです。逆に低温で体積が変化しない炭酸飲料は「ml(ミリリットル)、L(リットル)」で表記されています。
驚異のリサイクル率
30年ほど前、使用済缶飲料の分別工場を見学した際、上部に吊られている直径2メートルほどの磁石を缶まで降ろし、引き上げることでスチール缶(鉄)とアルミ缶(アルミニウム)を分別していたことを思い出しました。
現在はというと、磁石を使うところは同じですが、自動化され、大量に処理できるようになっているようです。
缶のリサイクル率を調べてみると、日本のリサイクル率は驚異的な数字でした。
・アルミ缶のリサイクル
2024年の日本のアルミ缶リサイクル率は99.8%でした。※1
なんとも驚異的な数字です!
リサイクルされたアルミは、アルミ缶、自動車部品、建材(窓枠や外壁材)、家電製品、調理器具などに生まれ変わりますが、缶から缶へのリサイクル率が高いそうです。
ご参考:世界各国のアルミ缶リサイクル率(2022年)※2
なぜブラジルのリサイクル率が高いかというと、日本などと異なり、法規制や自動化された分別システムに頼るのではなく、「カタドール」と呼ばれる推定80万人もの非公式のリサイクル回収業者の存在が主な理由のようです。
廃棄物の中でもアルミ缶は買い取り価格が高く、回収されたアルミ缶は迅速にリサイクルされ、約60日で再び商品化されます。アルミ缶製造業者とリサイクル業者が設立した非営利団体も、この回収システムを支援することで、ブラジル独自の高いリサイクル率が維持されているとのことです。
・スチール缶のリサイクル
一方、2024年の日本のスチール缶リサイクル率は94.4%でした。※3
アルミ缶リサイクル率同様に、こちらも非常に高い数値です!
リサイクルされたスチールは、スチール缶だけでなく、建物の鉄骨や鉄筋、橋梁、鉄道のレール、自動車部品などいろんなものにリサイクルされます。
主要国のスチール缶リサイクル率は以下の通りです。
アルミ缶・スチール缶ともに、半永久的にリサイクルを繰り返すことができます。
プラスチックは1、2回、紙は5回程度しかリサイクルできないと言われ、すべての素材が何回でもリサイクルできるわけではありませんが、資源が限られている日本のような国にとって、リサイクルは非常に重要です。
缶とCAN(カン)
余談ですが、「缶」を英語で言うと、「CAN」(カン)と発音しますが、偶然の一致ではありません。
日本語の「缶」は、明治時代にオランダ語の「kan」が日本に入ってきた際の当て字として「罐」とされ、後に「缶」と略されて常用漢字となりました。
幕末・明治時代は、オランダ語からたくさん外来語が入ってきましたが、当時はできるだけ漢字で書く習慣があり、コーヒー koffie 珈琲、ビール bier 麦酒、ガラス glas 硝子などの漢字表記があるのも同様の理由のようです。
まとめ
「缶」中心の食生活は考え物ですが、「勘」頼みの投資も考え物です。
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※1 アルミ缶リサイクル協会
※2 アルミ缶リサイクル協会
※3 スチール缶リサイクル協会