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コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」

2025年11月12日

冬型の気圧配置

大阪ネットサポートセンター 東尾 大阪ネットサポートセンター 東尾

  • 皆様こんにちは。

    大阪ネットサポートセンターの東尾でございます。

     

    寒がりである私にとって、冬は最も苦手な季節です。

     

    私が住んでいる地域ではほとんど雪は積もりませんが、それでも冬真っただ中になると寒さが身にしみます。

    天気予報を見ている時、「西高東低の気圧配置」という言葉が聞こえてくると恐怖を感じます。

     

    「西高東低の気圧配置」とは、日本付近から見て西に高気圧、東に低気圧がある気圧配置のことで、冬に現れやすい気圧配置です。

     
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    地球の自転により、北半球では高気圧の中心から時計回りに風が吹き出し、低気圧では周りからその中心に向かって反時計回りに風が吹き込みます。

    そのため、「西高東低の気圧配置」になるとシベリア地方から北西の季節風が吹いてきます。その季節風よりも比較的温度が高い日本海からたくさんの水蒸気が発生し、これが雪雲になります。この雪雲が、季節風に乗って日本列島まで到達すると日本海側に大量の雪を降らせますが、雪雲は日本列島の山脈を超えることが出来ないため、太平洋側には乾燥した冷たい風を吹かせます。

     

    「西高東低の気圧配置」に加えて、さらなる恐怖をかき立てるのが「等圧線の間隔が狭い」という言葉です。等圧線の間隔は、狭ければ狭いほど風が強くなります。

     

    等圧線とは気圧の等しい地点を結んだ線のことです。水が高い所から低い所に流れるように、風も気圧が高い所から低い所へ吹きます。

     

    等圧線の間隔が狭いということは、気圧が高い所と低い所の距離が近く、風は急な下り坂を高い所から低い所へ一気に下っている、と言えます。急な下り坂なのでスピードが出る、つまりスピードが出た風は「強い風」といったイメージです。

     

    「西高東低の気圧配置」であり「等圧線の間隔が狭い」天気図は、考えただけでも恐ろしくなります。

    これから寒い冬を迎えますが、株式市場は日経平均が9か月連続上昇のアベノミクス相場依頼の7か月連続の上昇となっており、ますます熱くなっています。

     

    私達サポート員も寒さにも負けず、この熱い相場の中、お客様をしっかりサポートさせていただきます。