マーケットレポート

大阪サポートセンターの矢倉と申します。

厳しかった残暑もようやく落ち着き、朝夕はしのぎ易くなってまいりました。

「秋の日は土瓶（つるべ）落とし」と言われるように、もっと見ていたいけれどアッという間に沈んでしまうように感じる夕日にも季節の変化を感じます。

秋には様々なことわざがありますが「天高く馬肥ゆる秋」もそのひとつ。空は澄み渡り、馬も食欲が増して肥える収穫の季節。美味しい果物や野菜がたくさん旬を迎えます。

我が家の秋の楽しみの一つは、サンマ。今年はサンマが令和初の豊漁でお値段も手頃でお財布に嬉しい。もう一つは、松茸料理。国産の松茸には手が届かないので、国産より少し安い中国やメキシコ、アメリカ等からの輸入品ではありますが、年一回、家族みんなでいただく松茸ご飯と土瓶蒸しは最高です。

秋の風物詩と言えば、私たち世代はなんといっても、運動会は秋でしたが、ここ数年、残暑が厳しく、熱中症のリスクを避けるため春に運動会をする学校が増えています。

その運動会は、季節だけではなく競技にも変化が。私たちの時代の運動会のハイライトは組体操のタワーやピラミッドでしたが、近年では事故が多発し、ケガのリスクが高いと行わない学校が増えました。また、同じくフォークダンスもプログラムから消えています。2012年から中学校の体育の授業でダンス（ヒップホップダンス）が必須化されたことが影響していて、接触制限のコロナ禍で一気に衰退したとのこと。

そんな中で、私が大好きだったマイムマイムは、月の砂漠を思わすような中東の独特な音調が一度聞いたら頭に残ります。

イスラエルの民謡とされていますが、1942年にエマヌエル・アミランという方が劇の為に作曲した楽曲なのだそうです。「マイム」は水を意味し、「ベッサッソン」は喜びを意味しており、「砂漠の開拓地で井戸を掘り当てた喜び」「砂漠で命に係わる水源を見つけることは、宝物を見つけたがごとくの幸運」を表現しているとのこと。

「やったー　やったー　水だ　水だ　掘り当てたぞ　ラッキー」という感じでしょうか。

（私は、当社配信のyoutubeをご登録の上、ご視聴いただき、銘柄発掘のお役に立てることができたら「ベッサッソン」です）　

さてこの「マイムマイム」という楽曲。

本来は、水そのものを得た喜びではなく、ユダヤ人が神との約束の土地に戻れたことを神に感謝する歌で、歌詞は、旧約聖書のイザヤ書第12章第3節なのだそうです。

ガサ地区の停戦が今度こそ長く続きますよう・・・。