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コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」

2025年9月26日

コーヒー

大阪ネットサポートセンター 井上 大阪ネットサポートセンター 井上

  • 大阪サポートセンターの井上です。

     

    今回は、私の好きなコーヒーについてお話させていただきます。

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    コーヒーの起源はエチオピアにあります。伝説によると、羊飼いのカルディが、赤い実を食べると陽気に跳ね回る羊たちを見て、自分もその実を食べてみたところ、気分が爽快になったことがコーヒーのルーツとされています。

     

    紀元前13世紀頃には、アラビア半島の南部に位置するイエメンで栽培されるようになりました。イスラム教の偉いお坊さんたちは、宗教修行での祈祷や瞑想中に睡魔に襲われるのを防ぎ、疲労を癒すためにコーヒーの実を食していたと言われています。この習慣が広まるにつれ、コーヒーは次第に薬効のある「聖薬」として認められるようになりました。

     

    イスラム教徒の間でコーヒーが流行するにつれて、生のコーヒー豆を遠くまで輸送することが困難になっていきました。やがて乾燥させたコーヒー豆が出回り、その煮出し液を飲む方法が考案されます。煮出す際に水分が少なくなると、非常に良い香りがすることに気づき、これがコーヒー豆を煎ってから煮出すという現在の抽出方法につながっていきました。

     

    十字軍によってコーヒーはヨーロッパに伝えられますが、当初は「イスラム教徒の飲み物」として拒否され、飲まれることはありませんでした。しかし、1605年にローマ法王が「この飲み物に洗礼を施し、キリスト教の飲み物にしよう」と宣言したことで、ヨーロッパでも飲まれるようになりました。

     

    日本においては、鎖国時代の出島を通じて、オランダ商人によってコーヒーがもたらされたと言われています。明治時代の19世紀後半には一般にも普及し始め、太平洋戦争後には全国に広まりました。

     

    ここで、ドイツの偉大な音楽家、ベートーベンのルーティンをご紹介します。彼は毎日、自ら数えた60粒のコーヒー豆を挽き、丁寧にコーヒーを淹れていたそうです。

     

    交響曲「第九」や「運命」で知られるベートーベンは、こんな名言を残しています。

     

    「一杯のコーヒーはインスピレーションを与え、一杯のブランデーは苦悩を取り除く。」

     

    皆さんも、コーヒーを飲みながら株式投資について考えてみてはいかがでしょうか。もしかしたら、インスピレーションが閃き、良い銘柄が見つかるかもしれませんね。