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コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」

2025年7月23日

手持ち扇風機

大阪ネットサポートセンター 堀池 大阪ネットサポートセンター 堀池

  • 日頃のご愛顧、まことにありがとうございます。

    大阪ネットサポートセンターの堀池です。

     

    今年の夏も暑いですね。

     

    うちわの原型は、古墳時代に中国で使われていた「さしば」という道具です。


    「さしば」は「うちは」の柄を長くしたもので、当時は現代のようにあおいで風を起こすものではなく、身分の高い人が尊厳を保つために顔を隠す道具として使われていました。これが小型化され、虫や災いを打ち払う「うつは」として庶民に広まりました。「うつは」はさらに「打ち羽(うちは)」へと変わり、やがて「うちわ」という言葉がうまれました。

     

    近頃は、扇子やうちわだけでなく手持ち扇風機(=ハンディファン)を持っている人をよく見かけるようになりました。


    今、手持ち扇風機(=ハンディファン)がよく売れているのは、手で仰がなくて良いという便利さからですが、手持ち扇風機を使う上ではいくつかの注意点があります。

    ① 猛暑では逆効果になる。

    35度以上の気温で手持ち扇風機を使うとむしろ「熱風を浴び続けている状態」となって熱中症リスクが上昇します。少し値段が高くなりますが、冷たい風を出してくれるタイプの手持ち扇風機なら大丈夫です。

    ➁ 衝撃に弱い

    リチウムイオンバッテリーで動くので衝撃に弱いです。落としたりしたバッテリーを使い続けると破裂や発火などのリスクが伴います。熱がある、異臭がする場合はすぐに充電を止め使用をやめましょう。また、凹み、振ると音がする、動かない、充電ができないなどの場合も使用を止めましょう。そうはいっても約3000円もした一見何も問題なく動いているものを一回落としただけで捨てるのは気が引けますよね、難しいです。


    冷たい風が出るタイプの手持ち扇風機は気持ちいいのでお勧めです。熱中症対策にいかがでしょうか?

     

    最後に雑学

     「左うちは」とは?左うちわとは、江戸時代に誕生した裕福で安楽な暮らしを意味します。余裕があり、豊かにくらせる環境が整っているときに使います。由来は、2つあります。一つ目は、かつて日本では右利きが一般的であったため、左手でうちわを仰ぐことは、右手で別の作業をする必要がない、つまり何もしなくても生活できる、という状態を表すことから来ていると言われています。二つ目は、うちわを仰ぐ行為自体が、暑さをしのぐためのものであり、昔はエアコンのような冷房設備がなかったため、うちわで涼むことが快適な生活の象徴でもありました。左手でうちわを仰ぐ余裕があることは、それだけ暮らしにゆとりがあることを示していたという説です。

     

    皆様の投資がうまくいき、左うちわになりますように!!