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2026年2月16日
ファンドマネ―ジャー 石原 順
AI時代の「ピック・アンド・ショベル戦略」の一つ、コンフォート・システムズ(FIX)
ゴールドラッシュの時代、確実に富を築いたのは、金を探し当てた採掘者(マイナー)ではなく、彼らに「つるはし(ピック)」と「ショベル」を売った商人だったとされている。現在のAI(人工知能)投資ブームにおいても、この「ピック・アンド・ショベル戦略」は一考に値する。AIという「金」を掘り当てようとする企業群の中で、誰が道具を提供し、どういったセクターが恩恵を受けるのか。
AIブームで利益を享受することができるのは、派手な「AIサービス」だけではない。それらを支える「電気、冷却、計算、保護」といった地味ながら不可欠な要素を持つ企業こそが、長期的に堅実なメリットを享受する可能性が高い。
コンフォート・システムズ(FIX)は主に空調設備、配管、制御システム、監視・防火設備、電気システムの設置・保守サービスを提供する米国企業である。テキサス州ヒューストンに本社を置いており、全米136都市に178拠点を有する企業だ。今年に入りコンフォート・システムズの株価は4割以上上昇している。ハイテク大手が積極的な設備投資を継続する中、工事関連の需要が爆発的に増加することが期待されている。
●コンフォート・システムズ(日足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド) 出所:トレーディングビュー・石原順インディケーター
●コンフォート・システムズ(週足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド) 出所:トレーディングビュー・石原順インディケーター
●コンフォート・システムズ(月足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)出所:トレーディングビュー・石原順インディケーター
コンフォート・システムズのような請負業者にとっては、需要が供給を上回ることはまたとない好ましい機会となる。なぜなら、通常、請負業者は価格決定力を持っていないが、需要が供給を十分に上回ることになれば、最終的には価格決定力に影響が出ることが考えられるからだ。
2月13日のインベスターズ・ビジネス・デイリーの記事「Top AI Stock Comfort Systems Is Powered By An Army Of Welders(トップAI株コンフォートシステムは溶接工の軍隊によって運営されている)」によると、米国では、電気技師、配管工、溶接工、製材工、配管工が深刻な不足に陥っているという。
供給が限られている一方、需要が高まっているため、実際に、コンフォート・システムズの営業利益率は、これまでの6~7%の範囲から、2023年には8%、2024年には10.7%、2025年には13.5%に上昇すると予想されているそうだ。また、新しいデータセンターは古いものよりも密度が高く、1平方フィートあたりの配管と電気設備の必要量は3~4倍だという。
●コンフォート・システムズの売上高と純利益の推移出所:決算資料より筆者作成
第3四半期では、主にデータセンター関連を中心とするテクノロジー部門の売上高が前年同期比82%増となり、総売上高の46%を占めた。受注残高は93億7700万ドルに増加し、第2四半期比15%増、前年同期比65%増だった。コンフォート・システムズは19日に第4四半期決算を発表する予定だ。
1945年以降の世界秩序の終焉が宣言されたミュンヘン安全保障会議
13日から15日にかけて、ドイツのミュンヘンで第62回ミュンヘン安全保障会議(MSC 2026)が開催された。世界のリーダーや国防担当閣僚らが集まり、「米欧の亀裂」と欧州の自立、ウクライナ情勢、破壊される国際秩序など、不確実性が増す国際秩序や進行中の紛争について議論が交わされた。
世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォータ・アソシエイツの創設者であるレイ・ダリオは15日、SNSのリンクトインに「It's Official: The World Order Has Broken Down(公式な見解:世界秩序は崩壊した)」と題する投稿を行った。その冒頭で、ミュンヘン安全保障会議において触れ、多くの指導者が1945年以降の世界秩序の終焉を宣言したと述べている。
具体的には、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相が「数十年にわたって維持されてきた世界秩序はもはや存在しない」と述べ、私たちは「大国政治」の時代に生きているとし、この新しい時代において自由は「もはや当然のものではない」と明言した。
また、フランスのエマニュエル・マクロン大統領もメルツ首相の評価に賛同し、以前の世界秩序に縛られたヨーロッパの古い安全保障構造は存在せず、ヨーロッパは戦争に備えなければならないと述べた。米国のマルコ・ルビオ国務長官は、「古い世界」が消滅したため、私たちは「新たな地政学の時代」にいると訴えた。
●Anglo-American history 1483-2030出所:Ikram Hawramani
ダリオが以前から指摘しているように、われわれは「ビッグサイクルの第6段階」にある。ルールがなく、力こそが正義であり、大国同士の衝突が横行する時代にあって、大きな混乱が生じている。
●帝国の背後にある典型的なビッグサイクル出所:レイ・ダリオ(リンクトイン)
以下、ダリオの投稿の一部を抜粋してご紹介したい。
【人々とそれを統治する秩序との関係は、それが内的なものであろうと外的なものであろうと、基本的に同じように機能し、互いに混じり合っている。実際、それほど昔のことではないが、国家間に明確に定義され相互に認められた境界線がなかったため、内的秩序と外的秩序の区別がなかった。国家内で起こる、秩序と無秩序の間を行き来する6段階のサイクルは、国家と国家の間でも同様に機能する。
ただし、大きな例外が1つある。国際関係は、より露骨な力関係によって動かされるということである。なぜなら、あらゆる統治システムには、効果的で合意された1) 法律と立法能力、2) 法執行能力(例:警察)、3)裁判方法(例:裁判官)、そして4)犯罪に適切かつ執行可能な明確かつ具体的な結果(例:罰金や投獄)が必要であり、これらの要素は存在しないか、あるいは国家間の関係を導く上では、国内関係を導く場合ほど効果的ではない。
外部秩序をより規則に則ったものにしようとする試み(例えば、国際連盟や国際連合など)は、概して失敗に終わっている。なぜなら、これらの組織は最強の国々よりも富と権力を持っていなかったからだ。個々の国が国家全体よりも大きな力を持つ場合、より強力な個々の国が支配権を握る。例えば、米国、中国、その他の国が国連よりも大きな力を持つ場合、物事の行方を決めるのは国連ではなく、米国、中国、その他の国だ。
国家間の戦いには、主に5つの種類がある。貿易・経済戦争、技術戦争、資本戦争、地政学戦争、そして軍事戦争だ。簡単に定義してみよう。
1. 貿易・経済戦争: 関税、輸出入制限、ライバル国に経済的損害を与えるその他の方法をめぐる紛争
2. 技術戦争: どの技術が共有され、どの技術が国家安全保障上の保護対象として保持されるかをめぐる紛争
3. 地政学的戦争: 領土や同盟をめぐる紛争で、戦闘ではなく交渉や明示的または暗黙的な約束によって解決されるもの
4. 資本戦争: 制裁(例えば、資金や信用を提供する機関や政府を罰することで資金や信用を遮断する)や資本市場への外国のアクセスを制限するなどの金融手段を通じて課される紛争
5. 軍事戦争: 実際の銃撃戦や軍隊の展開を伴う紛争
これらのタイプの戦争のほとんどは銃撃戦や殺戮を伴わないが、いずれも権力闘争である。ほとんどの場合、最初の4つの種類の戦争は、敵対国間の激しい競争として時間とともに発展し、最終的には軍事戦争へと発展する。銃撃戦や殺戮を伴うかどうかにかかわらず、これらの闘争や戦争は、一方が他方に対して権力を行使する行為である。問題の重要度や敵対国の相対的な力関係に応じて、全面戦争になる場合もあれば、抑制された戦争になる場合もある。しかし、ひとたび軍事戦争が始まると、他の4つの側面すべてが可能な限り武器化されることになる。
内的サイクルと外的サイクルを駆動するすべての要因は、共に改善と悪化を繰り返す傾向がある。事態が悪化すると、議論すべきことが増え、争いへの傾向が強まる。これが人間の本性であり、良い時期と悪い時期を繰り返す「ビッグサイクル」が存在する理由である。
全面戦争は、国家の存亡に関わる問題(国家の存亡に不可欠で、国民がそのために戦い、命を捨てる覚悟がある問題)が危機に瀕し、平和的手段では解決できない状況で典型的に発生する。こうした戦争によって、どちらの側が自分の思い通りに事が運び、その後の問題において優位に立つかが明確になる。誰がルールを決めるのかという明確さが、新たな国際秩序の基盤となる】
出所:レイ・ダリオ『公式な見解:世界秩序は崩壊した It's Official: The World Order Has Broken Down』 (リンクトイン)
投稿では、平和から戦争へと移行するという象徴的な力学が働いた最近の例として第二次世界大戦の事例を取り上げている。「これは一つの事例に過ぎないが、3つの大きなサイクル、すなわち貨幣と信用のサイクル、内部秩序と無秩序のサイクル、そして外部秩序と無秩序のサイクルという、重なり合い相互に関連する力の合流が、どのようにして破滅的な戦争の条件を作り出し、新たな世界秩序の土台を築いたのかを明確に示している」と指摘している。
「レイ・ダリオが久しぶりに投稿した。この人が口を開く時は...私は全てを放り出して耳を傾ける。彼はエンゲージメント目的でこんなことしない。読んでくれ。全部だ。ほとんどの人はこれから何が来るか全くわかっていない...」と@barkmetaはXに投稿した。
●レイ・ダリオのXへの投稿出所:X
長文になるためここでは全てを取り上げることはしないが、歴史的な転換期を迎えている今、一読しておきたい。
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●日経平均CFD(日足)出所:トレーディングビュー・石原順インディケーター
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