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2026年2月 2日
ファンドマネージャー 石原 順
新FRB議長の発表をきっかけに買われすぎのゴールドが急落
1月30日、ドナルド・トランプ米大統領は次の連邦準備理事会(FRB)議長に元FRB理事のケビン・ウォーシュを指名すると発表した。ウォーシュについては「金融市場を熟知したタカ派寄りの政策論者」として知られる人物である。「FRB議長の最終候補者の中で最もタカ派的だ」との指摘もある。この発表を受けて外国為替市場で主要通貨に対してドルが買われ、ドルの代替投資先として資金が振り向けられてきたゴールドが大幅に下落した。
●ゴールドCFD(1時間足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
出所:トレーディングビュー・石原順インディケーター
●ゴールドCFD(4時間足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
●ゴールドCFD(週足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
●ゴールドCFD(月足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
ゴールドは伝統的に2つの役割を持っている。一つはインフレヘッジ、そしてもう一つは、政治や経済が不安定な時の安全な資産の避難先となる。金価格はこの1年で7割以上値上がりしており、今年に入ってからだけでも13%以上上昇している。
1月31日の日本経済新聞の記事「FRB議長人事で金が急落 ハイテクの女王もバブル警鐘」は、「ハイテクの女王」の異名を持つ投資家のキャシー・ウッドが、米国の通貨供給量(M2)に対する金の時価総額の割合が過去最高になっていると分析し、ゴールドは下落する可能性が高いと29日のXに投稿していたことを取り上げた。
M2に対するゴールドの時価総額の割合は、インフレ率と金利が大幅に上昇していた1980年を上回るが、現在の米国は過去の経済混乱期とはまったく異なると指摘する一方で、このような急騰は上昇サイクルの終盤に起こる傾向があると主張した。ウッドは「バブルは今、人工知能(AI)ではなく、ゴールドにおきている」と警鐘を鳴らし、ドル高はバブル崩壊のきっかけになるとの予想を示したという。
●米国のマネーサプライ(M2)とゴールド価格の比較
出所:ビリオンスター
●ゴールドの時価総額のM2に対する割合
出所:@Lorenzo Valente
「QT(量的引き締め)を維持しながら規律ある利下げを行う」というケビン・ウォーシュ
ケビン・ウォーシュは1970年生まれ。ハーバード大学、スタンフォード大学ロースクールを卒業後、モルガン・スタンレーで投資銀行業務に携わった。その後、ジョージ・W・ブッシュ政権下でホワイトハウス国家経済会議(NEC)のスタッフとして金融・資本市場政策を担当し、2006年にFRB理事に就任。2008年の世界金融危機では、ベン・バーナンキ議長を支える中枢メンバーとして、緊急流動性供給や金融システム安定化策に深く関与した。
一方で、危機対応後の金融政策については一貫して慎重な立場を取ってきた。特に量的緩和(QE)や超低金利政策が長期化することに対しては、「資産価格の歪み」や「金融規律の低下」を招くと警鐘を鳴らしてきたことで知られる。市場では、ウォーシュはインフレ抑制と中央銀行の信認を最優先する、いわゆる「タカ派」に分類される。
フォーブスの1月31日の記事「トランプがFRB次期議長に指名、ケビン・ウォーシュとは何者か?」によると、ウォーシュの義理の父親ロナルド・ローダー氏は米化粧品大手エスティ・ローダーの創業家で、1960年代にトランプの同級生だった人物だ。2016年の米大統領選でトランプに大口の献金を行ったほか、最近も多額の政治献金を行っている。
2011年にFRBを退任して以来、ウォーシュは著名投資家スタンリー・ドラッケンミラーが自身の個人資産を管理するために立ち上げた投資会社デュケーヌ・ファミリーオフィスのパートナーを務めていると言う。財務長官のスコット・ベッセントはドラッケンミラーとともにソロスファンドで活躍した。米国の経済と金融政策を担う二大トップの共通点はドラッケンミラーにあったということになる。
1月31日の日本経済新聞の記事「「ウォーシュFRB」異例ずくめの選考 舞台回したベッセント氏」は、「大統領に次ぐ権力」を持つとされるFRBトップの選考は異例ずくめの展開をたどったが、市場が警戒した「言いなり議長」を回避した背景には、ベッセント米財務長官の周到な舞台回しがあったと報じている。
米国の経済政策のトップ(財務長官)と中央銀行のトップ(FRB議長指名候補)の両者が同じ巨匠の門下生であることは、「ドラッコノミクス(Druckonomics)」とも呼ばれ、市場の注目を集めている。
QT(量的引き締め)を維持しながら規律ある利下げを行うというウォーシュの方針を、市場はどう受け止めるのであろうか?
ゴールド価格の急騰により世界中の鉱山会社の利益が押し上げられている!?
ゴールド価格が上昇する一方で、相対的に出遅れが目立っていたのが金鉱株の株価だ。直近では金鉱株が上昇してきたことで、金価格とのギャップは埋まりつつあるが、2000年代にはほぼ相関を持って推移していた金価格と金鉱株の株価の間には、2020年以降、大きなかい離が生じていた。
以下は、少し前のデータになるが、昨年4月4日のヴィジュアル・キャピタリストの記事「Charted: The Value Gap Between the Gold Price and Gold Miners(チャートで見る:金価格と金鉱株のバリュエーションギャップ)」に掲載されていたものである。
●金鉱株はゴールド価格に比べて出遅れている
出所:ヴィジュアル・キャピタリスト
ゴールド価格の上昇とともに金鉱株の出遅れが修正されてきており、直近ではこの2つの資産のバリュエーションギャップは収斂してきている。金鉱株の株価が出遅れていた理由については、主に人件費の上昇が指摘されている。2020年初頭から生産コストが35%も上昇した。ただし、金価格の上昇によって、こうしたコストも吸収できつつあり、金鉱株も遅ればせながら上昇に向けて動き出してきた。
●米国市場に上場する主な金鉱株
出所:各種資料により筆者作成
●ニューモントコーポレーション(日足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
ウォール・ストリート・ジャーナルの1月27日の記事「空前の金ブーム、鉱山会社は大鉱脈求め奔走」によると、ゴールドの記録的高値は、産業に新たな活力を与えていることを示す吉兆だとしている。S&Pグローバル・エナジーによると、世界の金探査予算は2025年に11%増の61億5000万ドルとなった。金価格の急騰により世界中の鉱山会社の利益が押し上げられ、各社は古い鉱山の再稼働、既存事業の拡大、新規プロジェクトの開発に乗り出している。
メガトレンドフォローVer2.0の売買シグナル(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
●日経平均CFD(日足)
●NYダウCFD(日足)
●S&P500CFD(日足)
●ナスダック100CFD(日足)
●ドル/円(日足)
●ゴールドCFD(日足)
日々の相場動向については、
ブログ『石原順の日々の泡』
を参照されたい。