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2025年2月17日
石原 順
著名投資家のドラッケンミラーがテスラ株を取得
資産家で著名投資家のスタンレー・ドラッケンミラーが運用するファミリーオフィス、デュケーヌ・ファミリーオフィスは14日、2024年12月末時点のフォーム13FをSEC(米証券取引委員会)に提出した。
それによると、10-12月にかけてアドビ(ADBE)やブロードコム(AVGO)、マイクロソフト(MSFT)を含む21銘柄の株式を売却した一方、アルファベット(GOOGL)、アマゾン(AMZN)を含む20銘柄を新たに買い入れ、12月末時点で米上場株式を72銘柄保有していた。
アマゾン(日足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
出所:トレーディングビュー・石原順インディケーター
アルファベット(日足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
ドラッケンミラーは著名投資家ジョージ・ソロスの下で10年余りにわたり資金を運用してきたことで知られている人物だ。1992年、ソロスはポンドを為替市場で大量に売り、その後、ポンドが安くなったところでポンドを買い戻すという取引を実行した。投機筋によるポンド売りは加速し、ソロスは「イングランド銀行を破った男」と呼ばれるようになった。
ポンドの大暴落によってジョージ・ソロス率いるクォンタム・ファンドは10億~20億ドルの利益を得たと言われている。この戦略をソロスに進言したのは、当時、クォンタム・ファンド(ソロスのファンド)の運用実務責任者を務めていたドラッケンミラーであった。ポンドの売りで大儲けした背景には、ドラッケンミラーの存在があった。
2024年12月末時点のデュケーヌ・ファミリーオフィスのポートフォリオ(緑:新規ポジション オレンジ:全売却)出所:フォーム13Fより筆者作成
デュケーヌ・ファミリーオフィスの12月末時点の上場株式ポートフォリオを評価額順にまとめると、トップはテキサス州オースティンに本拠を置く臨床遺伝子検査会社ナテラ(NTRA)で、 前回9月末と同じだった。次いで、光学材料および半導体メーカーのコヒーレント(COHR)、航空機向けのタービンやエンジン等を手がける制御機器メーカーのウッドワード(WWD)が3位となった。この他にも新たに取得したユナイテッド航空(UAL)とデルタ航空(DAL)が上位に入った。
ナテラ(日足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
デュケーヌ・ファミリーオフィスが保有する上位10銘柄(2024年12月末時点(上)と9月末時点(下)) 出所:フォーム13Fより筆者作成
今回のドラッケンミラーのフォーム13Fにて特筆すべき点は、3万7675株、約1521万ドル相当のテスラ(TSLA)株を保有したことだろう。テスラを率いるイーロン・マスクはトランプ政権において歳出削減を目指す「政府効率化省(通称DOGE)」のトップだ。デュケーヌによるテスラ株のポジションは米上場株ポートフォリオの中では全体の1%にも満たないものの、政権入りしたマスク対する期待も一部反映されているのかもしれない。
2025年はテスラにとって非常に重要な年になる!?
米経済誌「フォーブス」のリアルタイム・ビリオネアリストによると、イーロン・マスクの資産は3942億ドルと世界トップを維持している。テスラ株の上昇により、一時は4000億ドルを突破したこともあったが、テスラ株の上昇が落ち着きを見せる中、直近では大台を割り込んでいる。
テスラ(日足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
テスラが1月29日に発表した2024年10-12月期決算を振り返っておこう。売上高は前年同期比2%増の257億ドル、純利益は23億ドルと7割を超える減益だった。決算数字は投資家の期待を下回る結果となったが、マスクは決算説明会において、完全無人運転の有料運行をテキサス州で6月から始めると述べ、2025年はテスラにとって非常に重要な年になるという見通しを示した。
テスラの売上高と純利益の推移
出所:決算資料より筆者作成
テスラの営業利益率の推移
過去10年にわたり、マスクは、テスラ、スペースX、ニューラリンク、X社(ツイッター)そしてxAIなど、技術革新の最前線にあるさまざまな企業の経営に携わってきた。X社(ツイッター)には長年にわたって投稿された1兆以上のツイートがあり、毎日5億件が追加されている。それはいわゆる人類の集合知であり、現実の人間の会話、ニュース、興味、トレンド、議論、専門用語の世界で最もタイムリーなデータセットである。
また、テスラ車の走行を通じて受信した1日あたり1600億フレームのビデオを持っている。それは、現実世界の状況でナビゲートする人間の映像データである。これらは物理的なロボットのためのAIを作成するのに役立つ情報の宝となる。
今後、自動運転ソフトウェアの性能がデータ量とそれを処理するスパコンの性能に依存することになれば、この分野の投資で先行しているテスラの競争優位が確立することになる。このことは、テソフトウェアな自動運転ソフトウェアを提供するプラットフォーマーとなりうる可能性を秘めていることを意味している。
今回デュケーヌ・ファミリーオフィスが提出した13Fは過去のものであり、売買の正確なタイミングを示しておらず、現在の保有状況を反映していない可能性があることを断っておきたい。
メガトレンドフォローVer2.0の売買シグナル(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
日経平均CFD(日足)
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日々の相場動向については、
ブログ『石原順の日々の泡』
を参照されたい。