コスモ・ネットレのポイント
お知らせ
キャンペーン
プログラム
手数料
お取引について
25歳以下 手数料無料
お取引の流れ・案内・デモ
商品一覧
国内株式
∟新規公開株等
外国株式
先物・オプション取引
∟口座開設の方法
信用取引
∟[スタンダートコース専用]信用デイトレの手数料・金利/貸株料0円
投資信託・積立
債券
FX
CFD
ゴールナビ
NISA
市況解説
マーケットの最前線
Weekly Letter
Market Topics
YouTubeセミナー
日本株 投資情報
米国株 投資情報
チャート道場
取引ツール・サービス一覧
PCウェブ版
PCインストール版「トレーダーNEXT」
コスモ・ネットレ アプリ
スマホ ブラウザ版
電子交付サービス
メール配信サービス
株価お知らせメール
アナリスト銘柄情報・市場ニュースレポート
画面共有サポート
ご挨拶
会社情報
採用情報
コーポレートサイト
岩井コスモホールディングス
岩井コスモビジネスサービス
リスク・手数料等説明ページ
日本証券業協会
一般社団法人 金融先物 取引業協会
一般社団法人 日本投資顧問業協会
証券・金融商品あっせん相談センター
証券取引等 監視委員会 情報受付窓口
サイトポリシー
リスクなど
お客様本位の業務運営に関する原則
勧誘方針
最良執行方針
個人情報保護方針
利益相反管理方針
反社会勢力に対する基本方針
システム障害発生時の対応方針
2024年12月 9日
石原 順
ビットコインが初の10万ドルを突破、ビットコインはゴールドよりもはるかに大きな投資アイデア!?
トランプ次期米大統領は自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、米SEC(証券取引委員会)の委員長にポール・アトキンスを指名することを明らかにした。トランプ氏は指名にあたり「投資家のニーズに応えるとともに、資本の提供を通じて米経済を世界最高のものにする強固で革新的な資本市場の将来を信じている。また米国をかつてないほど偉大な国にするためにデジタル資産やその他のイノベーションが不可欠であることも認識している」と投稿した。
●トランプ次期米国大統領の投稿
出所:トゥルース・ソーシャル
ブルームバーグの12月5日の記事「トランプ氏、SEC委員長にアトキンス氏指名-規制緩和に前向き」によると、アトキンスはブッシュ・ジュニア政権において、SECの共和党委員を務めるなど、金融規制・監督で豊富な経験を持つ。委員長への就任が承認されれば、アトキンスは規制緩和と違反に対する罰則軽減に重点的に取り組むとみられている。
トランプ次期政権がデジタル資産業界を支援するという期待があるなか、なんとパウエルFRB議長が「ビットコインはデジタル資産であること以外はゴールドと同じである」と発言し市場を驚かせた。
ビットコインは先週、初めて10万ドル(約1500万円)を突破した。同じく12月5日のブルームバーグの記事「ビットコイン、初の10万ドル突破-トランプ氏のSEC委員長好感」によると、トランプが先月5日の大統領選で勝利して以来、ビットコインの市場規模は約1兆4000億ドル上昇しており、支持者らは10万ドルの節目について、ビットコインが現代の価値貯蔵手段であり、インフレリスクに対するヘッジ手段だという主張を裏付けるものだとみていると指摘した。
●ビットコイン/ドル(日足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
出所:トレーディングビュー・石原順インディケーター
●ビットコイン/ドル(週足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
10万ドルという歴史的な記録を達成する一方、仮想通貨市場の動きはまだ「初期段階」にあり、その未来は明るいとする見方をしめした市場関係者がいる。ARKインベストの創設者でありCEOのキャシー・ウッドだ。ウッドは、Xに「ビットコインと暗号資産にとって素晴らしい日だ! 次期 SEC 委員長のポール・アトキンスは、デジタル資産をゲイリー・ゲンスラーの締め付けから解放し、デジタル世界における私有財産権を保護する」と投稿した。
●キャシー・ウッドのXへの投稿
出所:X
また、ウッドはFRB(米連邦準備制度理事会)のジェローム・パウエル議長がビットコインをデジタル版のゴールドと表現したことにも触れつつ、ビットコイン市場と現物のゴールド市場の規模を比較し、ゴールドが1オンス2700ドルで15兆ドルの市場であるのに対し、ビットコインは10万ドルに乗せても約2兆ドルの市場価値であるとし、ゴールド市場と比較して大きな潜在力を持つと指摘した。
そして、「ビットコインはゴールドよりもはるかに大きな投資アイデア」だと投稿した。
マイクロストラテジーがマイクロソフトにビットコインの購入を提案
ビットコインの上昇を受け、民間で最もビットコインを保有している企業、米マイクロストラテジー(MSTR)の株価も大きく値上がりしている。マイクロストラテジーの株価はここ1ヶ月で約5割、年初来では470%以上上昇している。6日終値時点で時価総額は約920億ドルを超え、マイクロストラテジーが保有するビットコイン評価額(約251億ドル)の4倍近くに膨らんでいる。
●マイクロストラテジー(日足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
●マイクロストラテジー(週足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
マイクロストラテジーはビジネス上の意思決定を行うために社内外のデータを分析するソフトウェアやモバイルソフトウェア、クラウドベースのサービスを提供する企業だ。1989年に現在、会長を務めるマイケル・J・セイラーらによって設立された。主な競合企業には、独のSAPやIBM(IBM)、オラクル(ORCL)などがある。
上場企業の中でビットコインを最も多く保有する企業で、継続的にビットコインを買い増ししている。2020年8月から大規模なビットコイン購入を開始し、その後、社債などを発行して資金調達をしつつ、大規模なビットコイン買い増し戦略を続けてきた。暗号通貨を大量に保有していることから、規制の多いビットコイン投資の代替と捉えられている。
現在、ビットコインの保有者の上位10位は、
1.ETF
2.サトシ・ナカモト
3.バイナンス
4.マイクロストラテジー
5.米国政府
6.中国政府
7.ビットフィネックス
8.クラーケン
9.ブロックワン
10.ロビンフッド
の順となっている。
●ビットコインの保有者
出所:Michael Saylor
直近では12月1日までの1週間で、1万5400ビットコインを平均価格9万5976ドルで購入したことを明らかにした。マイクロストラテジーが保有するビットコインをリアルタイムで追跡するサイトMSTR Trackerによると、保有するトークンは合計40万2100枚に拡大、これは想定される総供給量の約2%に相当する。
●マイクロストラテジーによるビットコイン保有(12月6日時点)
出所:MSTR Tracker
先週、セイラーはマイクロソフト(MSFT)の取締役会にもビットコイン購入を提案し、財務資産としての利点を強調したという。その提案の内容がYouTubeで公開されている。セイラーの主張は企業価値の向上と株主リスクの低減を目的としており、他のテクノロジー企業がこの動きに続く可能性があるのか注目されている。アマゾンも株主の要請により、ビットコインをアマゾンンの財務に追加するように提案されたという。
インフレが高止まりするなか、企業が代替資産としてビットコインを保有する動きが広がってきている。一方で投資家は、企業がビットコインを保有する戦略を株式市場における新たな評価軸として認識し始めている。9月18日、YouTube動画に登場したセイラーは、「ビットコインが価値の保存手段として機能する可能性がある」と語った。株式市場に上場する企業の株式を保有するという伝統的な金融市場の枠組みにおいて、仮想通貨市場への間接的なエクスポージャーを得ることができるからである。
著名投資家のポール・チューダー・ジョーンズは10月22日、米CNBCの番組に出演し、「米国の政府支出の増加と減税の見通しから、FRBが目標としている2%(現在:2.4%ほど)の達成は劇的な政策変更がない限りは事実上不可能だ」と指摘、「米国はインフレを起こし、債務負担を成長で乗り越える必要がある」と述べた。
ジョーンズは、「(米国は)支出問題に真剣に取り組まない限り、すぐに破産するだろう」と述べるとともに、「すべての道はインフレに通じる」として、ビットコイン(BTC)とゴールドを含むコモディティをロング、ナスダックのバスケットを保有する一方、利回りのある金融商品からは離れるよう推奨した。
ジョーンズが指摘するように、投資家がインフレ対策としてビットコインを投資ポートフォリオに取り入れようとする動きがまだ小さな波ではあるものの、確実に世界に広まりつつある。
さて、年内の米国株市場は堅調に推移するのではないだろうか?休暇シーズンで「閑散に売りなし」となっているからだ。上げているマグニフィセントセブンでさえ、ここ数年で最低の出来高となっている。
●マグニフィセントセブンの出来高の推移
出所:Guilherme Tavares
今年も年末高となるかもしれない。ゴールドマンサックスによると、自社株買いは12月後半まで本格化するらしい。
●米国企業の自社株買いは12月後半まで本格化する
出所:Markets & Mayhem
メガトレンドフォローVer2.0の売買シグナル(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
●日経平均CFD(日足)
●NYダウCFD(日足)
●S&P500CFD(日足)
●ナスダック100CFD(日足)
●ドル/円(日足)
●ゴールドCFD(日足)
日々の相場動向については、
ブログ『石原順の日々の泡』
を参照されたい。