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2024年7月29日
石原 順
投資家心理はなぜ、市場の動向に逆行するのか?
市場が上昇しているとき、人は現在の価格トレンドがいつまでも続くものであるかのように楽観的になる。その楽観的な信念は、上昇トレンドが長引けば長引くほど金融市場の陶酔状態と同様に上昇していく。一方、市場が下落し損失が膨らむにつれて、損失への不安は高まり始め、人は売りによってさらなる損失を回避しようとする。 意思決定を誤らせる思考や行動を理解することは、人の心理が「安く買って高く売る」という基本的な投資ルールとは逆行していることを教えてくれる。7月26日のリアル・インベストメント・アドアイスの記事「Overly Optimistic Investors Face Potential Disappointment(楽観的すぎる投資家は失望に直面する可能性がある)」の一部を抜粋して紹介したい。
●投資家行動と株式市場 出所:リアル・インベストメント・アドバイス
どんなに最善を尽くしても、長期的に投資判断を誤る原因となる感情的なバイアスを排除することは不可能に近い。だからこそ、優れた投資家は皆、人間の感情の影響を減らすために厳格な投資規律に従っている。 さらに重要なことは、「バイ・アンド・ホールド」や「パッシブ・インデックス」戦略は、非常に長い期間にわたって確かに機能するという研究結果があるものの、現実には、その恩恵を受けるために不況期を乗り切る人はほとんどいないということだ。感情的な過ちの影響によって、長期的なパフォーマンスの低下を招くケースが多い。 歴史を振り返ると、「収益23倍以上のバリュエーションは、世俗的な強気相場のピークを示す」傾向がある。逆に、「収益7倍以下のバリュエーションは、世俗的な強気相場の出発点を示す」傾向がある。この点は、長期にわたるバリュエーションと比較したリターンの分布を見るだけで証明される。
●10年後のリターン 出所:リアル・インベストメント・アドバイス
現在の水準からすれば、今後10年、20年の投資家が得られるリターンは高くなるよりもむしろ低くなる可能性が高いことが示されている。市場はいかなる指標から見ても割安ではない。収益の伸びが鈍化し、金利が高止まりするなどいくつかの要因によって「期待」と「現実」が衝突しすることになるだろう。 アルファベット、好不調入り混じった決算で株価下落
グーグル親会社である米アルファベット(GOOGL)は23日、2024年4-6月期(第2四半期)決算を発表した。売上高は前年同期比14%増の847億4000万ドル、純利益は28.6%増の236億ドル、広告事業とクラウド事業の売上高が増加し、いずれも市場予想を上回った。
●アルファベットの売上高と純利益
出所:決算資料より筆者作成
●アルファベット(日足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
出所:トレーディングビュー・石原順インディケーター
●アルファベット(週足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
グーグルは人員のカットも含めコストの削減を進める一方、コンピューティング能力の向上やAI(生成人工知能)機能に対する開発には積極的に資金を振り向けている。4-6月期の設備投資額は市場予想を上回る132億ドルだった。
アルファベットのスンダー・ピチャイCEO(最高経営責任者)は決算説明会で、AI向け投資に関するアナリストの質問に対し、「われわれは明らかに、非常に変革的な分野といえるものの黎明(れいめい)期にいる」とし、「過小投資のリスクは、過剰投資のリスクよりはるかに大きい」と述べた。 また、この第2四半期におけるクラウド事業について「いくつかの大きな節目を迎えた。(クラウド事業の)四半期収益が初めて100億ドルの大台を超え、同時に四半期営業利益が10億ドルの大台を突破した。クラウド顧客向けのAIインフラとジェネレーティブAIソリューションは、今年までにすでに数十億ドルの収益を上げ、200万人以上の開発者に利用されている」と語った。
ところが、市場の見方は決して甘くはない。ウォール・ストリート・ジャーナルの7月25日 「グーグルの盛り上がらない決算、AI向け投資膨張 広告事業が前年比で伸びにくい一方、AI開発費は膨張の一途」は、ジェフリーズのアナリストの言葉を引用し、今回の決算について「盛り上がりに欠ける」ものだった指摘した。
また、今回の決算で、下半期が一段と厳しいものになる可能性が浮上したとも述べている。グーグルは昨年下半期の後半以降、AIインフラへの支出を大きく増やしており、今年上半期の設備投資額は252億ドル(約3兆9000億円)と、前年同期の2倍近くに膨張した。
アルファベットは23日、下半期は四半期ごとの設備投資額が120億ドルかそれ以上になり、年間では490億ドルを上回る可能性が高いとの見通しを示した。これはアルファベットによる投資のここ5年間の平均を84%上回る水準だ。
●アルファベットの営業利益率の推移 出所:決算資料より筆者作成
一方、AI分野での進展を背景に楽観的な見通しを示す市場関係者もいる。ビジネスインサイダーの7月25日の記事「アルファベット、好不調入り混じった決算で株価下落...ゴールドマン・サックスはAIを理由に目標株価引き上げ」は、ゴールドマン・サックスがアルファベットの目標株価を217ドルに引き上げたことを取り上げている。
これは26日のアルファベットの終値168.68ドルに比べると約28%高い水準となる。記事によるとゴールドマン・サックスのアナリストは 「検索の将来をめぐる投資家の議論を否定することはできないが、我々は引き続き、アルファベットはAIファーストの企業として位置づけられていると信じている」とのコメントを紹介している。
アルファベットは前四半期に初の配当を実施することでも話題となった。成長企業から成熟企業への変化点を示すものとする見方もあるが、決してそうではないだろう。テック帝国アルファベットが持つ潤沢な資金は、企業に対して「成長」か「配当」か?という選択をさせないだけのポテンシャルがあるのかもしれない。
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ブログ『石原順の日々の泡』
https://ishiharajun.wordpress.com/
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