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2024年5月27日
石原 順
エヌビディアの2024年2-4月期、粗利益率は驚異の79%!
5月24日の米国株式市場で、米半導体大手エヌビディア(NVDA)の株価が前日比26.70ドル高の1064.69ドルとなり過去最高値を更新した。エヌビディアの株価は22日の決算発表後に1000ドルの大台に乗せていた。
●エヌビディア(日足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
出所:トレーディングビュー・石原順インディケーター
●エヌビディア(週足)(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
●エヌビディアは買われ過ぎか!?ビッグテックのPER(株価収益率)とPSR(株価売上高倍率)
出所:charliebilello
2022年11月のChatGPTの公開ともに巻き起こった生成AIブーム以来、エヌビディアの株価はこの約1年半で7倍あまりに膨らんだ。時価総額は2兆6000億ドルを超え(5月24日終値時点)、米国市場ではマイクロソフト(MSFT)とアップル(AAPL)に次ぐ3位となっている。
エヌビディアが22日に発表した2024年2-4月期決算(2025年第1四半期)を見ていこう。売上高が前年同期比3.6倍の260億4400万ドル(市場予想は)、純利益は7.3倍の148億8100ドル(市場予想は131億ドル)に拡大した。
●エヌビディアの売上高と純利益出所:決算資料より筆者作成
マイクロソフトやグーグルなど、米国のハイテク大手がAI開発を速めるためデータセンター投資を増やしている。大規模言語モデルの学習や動作にはデータセンターで大量のGPUを使うため、こうした世界のIT大手がエヌビディアのGPU(画像処理半導体)を競うように購入する「争奪戦」が繰り広げられており、GPUの需給は逼迫している。
部門別の売上高を見ると、データセンター部門の売上高は前年同期比5.3倍の225億6300万ドルに膨らんだ。この部門の売上高は全体の87%を占め、業績拡大をけん引した。エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)は22日の決算説明会で「データセンター向けGPUの需要は驚異的だ。(新製品への)移行に伴い、当面は需要が供給を上回る」と述べた。
●エヌビディアの分野別売上高の推移 出所:決算資料より筆者作成
5-7月期の売上高は280億ドル前後と、266億ドル程度と見込んでいた市場予想を上回る見通しだ。また、6月に1株を10株に分割することを発表した。最低投資金額を引き下げることで投資家層を拡大する狙いだ。
●エヌビディアの粗利益率の推移
出所:決算資料より筆者作成
AI技術が普及期に入り息の長いブームになる可能性がある中で、AIサーバーに対する需要も拡大していくことが予想される。サーバーを手がける企業にとってはエヌビディアからのGPUの調達力が企業の差別化要因となっている。
●NVDAの年初来利益とAI企業の蜘蛛の巣
エヌビディアが作り出した新しいパラダイム(まったく新しい高速コンピューティング環境を提供する企業の蜘蛛の巣)。エヌビディアはこれを10年かけて作り出した。
出所:LoRezTrader
5月23日の日本経済新聞の記事「NVIDIA2〜4月売上高3.6倍 AI半導体「1強」予想上回る」によると、米アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やインテル(INTC)が競合製品を投入している他、ハイテク大手は半導体チップの内製化を急いでいるが、今のところ代替品は限られ、エヌビディアに恩恵が集中しやすいとしている。
AI半導体での「1強状態」を反映し、2〜4月期の粗利益率は約79%と前年同期の66.1%から約13ポイント上昇した。需給逼迫によってGPUの値上げが確実に浸透しているものと見られる。
生成AIで次の産業革命が始まった
マーケットウォッチの3月20日のオピニオン記事「Opinion: Nvidia shows it's still on track for AI dominance(オピニオン エヌビディア、AI覇権への道を歩む)」は、エヌビディアがAIコンピューティング市場においてリーダー的地位を占める理由について、非常に複雑なパズルの1ピースとしてではなく、完全なソリューションとして顧客にAIソリューションを検証・展開するのに役立つプロセッサーとネットワーキング・コンポーネントを示しているからだと指摘している。
エヌビディアはGPUを製造するだけでなく、ネットワーキング、スイッチ、データプロセッサー、冷却、電力供給など、周辺のハードウェア・コンポーネントを製造または買収することでそのネットワークに取り込んでいる。競合他社や新興企業は、これらのコンポーネントのどれか1つならエヌビディアを追い抜くことが出来るかもかもしれないが、エヌビディアはハードウェアおよびソフトウェアを含むインフラ全体をシンプルに購入・展開できるようにしているのが特徴だ。
決算発表時に開催された投資家とのアーニングスコールにおいて、ファンCEOは次のように話を切り出した。
次の産業革命が始まりました。企業や国はエヌビディアと提携し、従来のデータセンターの1兆ドル規模のインストールベースをアクセラレーテッド・コンピューティングに移行させ、新しいタイプのデータセンター、AIファクトリーを構築し、新しい商品である人工知能を生産しようとしています。AIは、ほぼすべての産業に大幅な生産性向上をもたらし、企業が収益機会を拡大しながら、よりコストとエネルギー効率を高めるのに役立つでしょう。
今日の情報検索モデルから、私たちはコンピューティングの回答とスキル生成モデルへと移行しつつあります。AIは文脈と我々の意図を理解し、知識を持ち、推論し、計画し、タスクを実行する。汎用CPUからGPUアクセラレーション・コンピューティングへ、命令駆動型ソフトウェアから意図理解型モデルへ、情報検索からスキル実行へ、そして産業レベルではソフトウェアの生産からトークンの生成、デジタル・インテリジェンスの製造へと、コンピューティングの仕組みとコンピュータにできることを根本的に変えようとしているのです。
生成AIは、クラウド・サービス・プロバイダーだけでなく、消費者向けのインターネット企業やエンタープライズ、ソブリンAI、自動車、ヘルスケアなどの顧客にも拡大しており、数十億ドル規模の垂直市場が複数生まれているのです。
今年3月に発表されたブラックウェルについてファン氏は、現在フル生産に入っており、今年中にパートナーに納入される見通しだとコメントした。2025会計年度の第2四半期から量産出荷が開始され、第3四半期には立ち上がる予定で、第4終四半期には顧客がブラックウェルをデータセンターに設置できるようになるはずだと指摘した。「今年はブラックウェルからの収益が多く見られるだろう」と述べた。
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ブログ『石原順の日々の泡』
https://ishiharajun.wordpress.com/
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