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「IwaiCosmo Weekly Letter」

2019年9月 9日

日本株~21000円台復帰で安心感、じり高へ~

岩井コスモ証券投資調査部 岩井コスモ証券投資調査部

  • ■日本株~21000円台復帰で安心感、じり高へ~
    ■予想レンジ(9/9~9/13) 日経平均株価 21,000円~21,500円

    先週の日経平均株価は495円高と反発、約1ヵ月ぶりに心理的節目の21000円を上回りました。香港・英など各種政治リスクの後退に加え、10月前半にも米中貿易協議が開催される見通しとなり、世界的にリスク選好ムードが広がっています。米景気への安心感から米金利上昇や円弱含みの反応を示したことも追い風となりました。

    物色面では底打ち観測が強まっている半導体関連が牽引役となり、電子部品や設備投資、一部素材株など景気敏感株への見直し買いが鮮明です。先月、悪材料が重なって世界景気懸念が一気に高まりましたが、債券市場への急速な資金シフトなど過剰な反応も目に付きました。

    主要経済指標は強弱混在ながらも、今後のリセッション入りの可能性はさほど高まっていないと見られます。12日のECB理事会での利下げ観測に加え、主要国での財政政策への期待も高まりつつあり、大方の景気懸念を織り込んだと見られる日本株は修正が継続する公算が高いと見られます。


    20190909日本株チャート.png




    ■日本株~週間注目銘柄~
    ・東エレク(8035) 想定内の減益決算だが、2番底懸念を払拭。5G向け等中期成長期待。A
    ・ネットワン(7518) 連続して2ケタ増益予想。5Gインフラ投資の上乗せ期待も。A
    ・デジアーツ(2326) 「働き方改革」推進企業向けに、クラウド型セキュリティソフト拡大。A
    ・三井物(8031) 好業績・高配当維持、鉄鉱石需給のひっ迫持続や景気懸念和らぎ。A

    (注)上記、個別銘柄コメントのA、B+などの表記は当社アナリストの投資判断、目標株価を示します。

    詳細は、アナリストレポート、QUICK企業価値研究所レポートをご参照ください。



    ■ドル円~景気安心感支えに底堅さ~
    ■予想レンジ
    (9/9~9/13) ドル円相場 1㌦=106.50~107.50円

    先週は世界的にリスクオン姿勢が広がるなか、円独歩安の様相を呈しました。政治リスクの後退を支えにヨーロッパ通貨が急速に買い戻されたうえ、過度な景気懸念の修正で米金利が上昇、対ドルでは約1ヵ月ぶりとなる107円台を回復しました。

    米製造業ISM指数が3年振りに好不況の境目とされる50割れとなりましたが、非製造業指数やADP雇用報告の堅調持続など、予想を上回る指標発表も相次ぎ、景気失速リスクは後退しつつあると見ます。リセッションの前触れとされる米長短金利の逆イールドも解消され、行き過ぎた景気懸念は徐々に修正されると考えます。

    6日の米雇用統計を無難に通過し、米金利上昇に伴うドル買いムードが継続すると見ます。12日ECBでの緩和思惑が意識されるなか、足元のユーロ高が一服する可能性も高く、緩やかなドル高円安基調が維持されると見ています。

    20190909円相場チャート.png




    ■主な注目イベント

    ◇9日(月)
    4~6月期のGDP改定値(内閣府8:50)、8月の景気ウォッチャー調査(内閣府、14:00)
    7月の米消費者信用残高(10日4:00)

    ◇10日(火)
    8月の工作機械受注額(速報値、日本工作機械工業会)
    8月中国卸売物価指数(PPI、10:30)、8月中国消費者物価指数(CPI、10:30)

    ◇11日(水)
    内閣改造自民党役員人事、7~9月期法人企業景気予測調査(財務省内閣府、8:50)、
    8月の米卸売物価指数(PPI)(21:30)

    ◇12日(木)
    7月機械受注統計(内閣府8:50)、「東京ゲームショウ」が開幕(幕張メッセ、15日まで)、
    8月のオフィス空室率(三鬼商事、11:00)、7月の第3次産業活動指数(経産省、13:30)
    福証Qボード上場=ピービーシステムズ
    7月のユーロ圏鉱工業生産(18:00)、トルコ中銀が政策金利を発表(20:00)
    欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表(20:45)、ドラギ総裁の定例記者会見(21:30)
    8月の米消費者物価指数(CPI)(21:30)

    ◇13日(金)
    株価指数先物オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出
    8月の米小売売上高(21:30)、9月の米消費者態度指数(ミシガン大、速報値)(23:00)


    (注)時間は日本時間





    ■米国株~レンジ上抜けした米国株、リスクオンの継続に期待~
    ■予想レンジ(9/9~9/13) NYダウ 26,300~27,400ドル

    先週の米国株は週間ベースで続伸、月曜日が祝日のため4営業日となりましたが、主要3指数は約2%の値上りとなりました。S&P500指数は8月のレンジ取引(S&P500で2,850~2,920)の上限を上抜けし、7月に付けた最高値圏をうかがう位置となりました。NYダウ平均が372ドル高を演じた5日には、再開が危ぶまれた米中協議日程(事務レベル9月後半・閣僚級会合10月前半)が固まったことが大幅高のきっかけでした。香港や英国、イタリア等の政治の不透明感の後退もあり、株式市場は8月の諸所の下落材料が9月に入って好転したことも9月初めの「リスクオン」ムードの情勢に繋がったとみられます。

    今週は12日にECB理事会が開催され、追加の金融緩和を決めることが見込まれています。経済指標における各国PMIは想定内とは言え、悪化基調にあるため、金融政策や財政出動などの景気対策も市場では期待されるようになりました。米国では議会が今週から夏休みから休会明けとなり、予算案の詳細等も議論されるため、各国の景気対策も材料となる可能性があります。

    この上昇相場で物色動向に変化があり、出遅れていた景気敏感株(資本財や半導体株)や中国との関連性のある銘柄等にも広がった影響もあり、年初から7月まで急騰してきた、高成長のソフトウェアやセキュリティ関連企業の株価の調整が8月から進みました。多くはファンダメンタルズの悪化は伴っていないため、これら銘柄の調整は長引かないと考えられます。


    20190909NYダウチャート.png




    ■外国株・週間注目銘柄

    ・マイクロソフト(MSFT) インフラ型クラウドサービス好調。財務力・収益力の強さを評価
    ・ペイパル(PYPL)  米決済サービス大手。買収戦略とコア事業の業容拡大が同時進行
    ・サービスナウ(NOW) クラウド専業(SaaS)の中型成長株。上値余地あり




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