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「IwaiCosmo Weekly Letter」

2018年10月 9日

日本株~上昇一服、押し目買いが支えに~

岩井コスモ証券投資調査部 岩井コスモ証券投資調査部

  • ■日本株~上昇一服、押し目買いが支えに~
    ■予想レンジ(10/9~10/12) 日経平均株価 23,500円~24,000円

    先週の日経平均株価は336円安と4週ぶりに反落。週明けに年初来高値を更新し27年ぶりの高値水準を回復しましたが、急ピッチな上昇に対する過熱警戒感や週後半に進んだ米金利上昇が嫌気され、利益確定売りが優勢となりました。節目の24000円を再度割り込む格好ですが、TOPIXの調整は比較的軽微となっています。

    物色面では出遅れ感の強かった金融株や、素材・機械など中国警戒が重荷だったセクターへの見直し買いも散見されました。高値圏銘柄への調整圧力が指数の上値を抑えたと言えますが、幅広いゾーンへの資金流入は継続、好業績や割安感が支えとなる好地合いは保たれていると判断しています。

    今週も米金利動向を睨みつつ、米国株・新興国に落ち着きが見られるかが注目です。国慶節明けに急落した中国株が落ち着きを取り戻せば、徐々に買い遅れた投資家の押し目買いが広がると見られ、早期に24000円再トライとなる可能性もありそうです。

    20181009日本株チャート.png



    ■日本株~週間注目銘柄

    ・三菱UFJ(8306) 金融株見直し余地大。米事業の改善も期待され、割安修正へ
    ・ダイフク(6383) 半導体、eコマース向け受注好調続く。今来期2割増益期待。A
    ・村田製(6981) MLCC需給ひっ迫で、今後値上げ効果顕在化。上方修正余地大。A
    ・任天堂(7974) 「スイッチ」向けソフト好調で1Q大幅増益。ラボも良好立ち上がり。A




    ■ドル円~金利差への意識残存~
    ■予想レンジ(10/9~10/12) ドル円相場 1㌦=112.50~114.50

    先週は一段とドル先高観が強まる展開となりました。米国とカナダが北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で合意したほか、イタリア財政への不安が後退するなど、リスクオンの流れが強まるなか、米長期金利が急上昇したことが背景で、円相場は一時1㌦=114.55円と昨年11月6日以来の円安水準を付ける場面がありました。

    強い米景気指標の発表が相次いでいるうえ、FRB高官のタカ派的な発言も目に付く状況となっていますが、週末にかけては、米金利の急ピッチ上昇に対する警戒感が投資家心理を冷え込ませ、円売りポジションの巻き戻しを誘う格好となりました。もっとも、金利差への意識が一段の円高進行を抑える構図にさほど変化はみられませんでした。

    今週は、米金利上昇が株価の重荷となるなど投資家が慎重姿勢を強めるなかで、中国やイタリア財政への不安が蒸し返され、リスク回避の円買いを誘うスタートとなりました。しかし米金利はなお緩和的な水準に留まっており、米国の良好なファンダメンタルズは維持される公算が高いことから、早晩、ドルは堅調地合いを取り戻すと判断しています。

    20181009円相場チャート.png




    ■主な注目イベント

    ◇9日(火)
    9月の景気ウオッチャー調査(内閣府、14:00)
    3~8月期決算=Jフロント

    ◇10日(水)
    8月の機械受注統計(内閣府、08:50)
    マザーズ上場=CRGホールディングス
    3~8月期決算=ABCマート、安川電、イオン
    9月の米卸売物価指数(PPI)(21:30)、8月の米卸売在庫売上高(23:00)

    ◇11日(木)
    9月のオフィス空室率(国交省、11:00)
    3~8月期決算=ローソン、セブン&アイ、ユニファミマ、8月期決算=ファストリ
    20カ国地域(G20)財務相中央銀行総裁会議(インドネシアバリ)
    9月の米消費者物価指数(CPI)(21:30)

    ◇12日(金)
    株価指数オプション10月物の特別清算指数(SQ)算出
    マザーズ上場=Delta-Fly Pharma、イーソル
    3~8月期決算=高島屋、東宝
    9月の中国貿易統計

    (注)時間は日本時間





    ■米国株~長期金利動向睨みの展開。好業績期待銘柄の買い好機~

    ■予想レンジ(10/9~10/12) NYダウ 26,000~27,000ドル

    先週の米国株は下落。経済指標は相変わらず良好なものが目立ち、3日発表のISM非製造業景況指数が歴史的な高水準となったほか、週内にパウエルFRB議長が利上げ継続に前向きな発言も出て長期金利は上昇、7年ぶりの高水準となる一時3.2%台を付ける場面もありました。トランプ政権の中国批判、米中関係の軟化期待の後退も材料に4日にナスダックが2%近い下げを演じ急落。その後週末5日に発表された9月米雇用統計では労働需給に逼迫感があることが示されました。個別では最低賃金の引き上げを発表したアマゾン・ドットコムが人件費上昇を嫌気し、発表後に軟調な展開となりました。業種別の物色動向では通信、エネルギー、公益、各種金融等の値上りが目立った半面、アパレル等の耐久消費財、小売り、メディアを中心に低調となりました。

    今週は週末12日にJPモルガン・チェース等の大手銀行決算を皮切りに7-9月期決算シーズンが本格化します。トムソン・ロイター集計のS&P500社全体の7-9月期の業績予想は10月5日時点で売上高が7.4%増収、1株利益が同21.5%増と前四半期同様(同24.9%増)に高水準の増益幅が見込まれています。為替環境がドル安からドル高に変わり、原材料価格や人件費の上昇による利益圧迫要因を売上増やコストマネジメントで高い収益性が維持できるか注目されています。需給主導で調整した米国株ですが、基本的に好業績期待銘柄を中心に押し目買いの好機と捉えます。このほか、8~14日にIMF・世銀年次総会、11~12日にG20財務大臣・中銀総裁会議が開催され、貿易摩擦などの世界経済を巡る諸問題が取り上げられる予定です。

    今週の経済指標は、10日に米9月生産者物価、11日に米9月消費者物価、米9月財政収支、12日に9月輸出入物価、10月ミシガン大学消費者マインド指数などがあります。主要企業決算では、11日にダウ銘柄のウォルグリーン、航空サービスのデルタ航空、12日にJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、シティグループなどが業績報告する予定です。

    20181009NYダウチャート.png





    ■外国株・週間注目銘柄

    ・アマゾン・ドットコム(AMZN) 米ホールフーズを買収、実店舗との新たな融合戦略開始
    ・ペイパル(PYPL)  米決済サービス大手。買収戦略とコア事業の業容拡大が同時進行
    ・シティグループ(C) 長期的な収益性向上に期待、割安





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