マーケットレポート

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「IwaiCosmo Weekly Letter」

2020年1月14日

日本株~24000円大台定着へ~

岩井コスモ証券投資調査部 岩井コスモ証券投資調査部

  • ■日本株~24000円大台定着へ~
    ■予想レンジ(1/14
    ~1/17) 日経平均株価 23,700円~24,200円

    先週の日経平均株価は193円高と反発、年初第1週は乱高下の末、上昇で終えました。高値波乱ムードの漂うなか、中東リスクへの警戒から激しい上下動を強いられましたが、本格的な武力衝突の恐れが後退、米株指数の史上最高値更新も安心感を誘い、業績期待の強い主力株への買いが相場の支えとなりました。

    節目の23000円水準が下値支持として機能し、目先底確認の格好となったほか、個別にはソニー、NECが10数年ぶりの高値水準を回復、東エレク(8035)は上場来高値を更新するなど、物色意欲の強さが目を引きます。安川電は受注最悪期通過との見方から年初来高値を更新、1月下旬の決算シーズンに向け前向きに捉えられています。

    今週は米中貿易協議の第一段階署名が行われる予定です。米決算発表もスタートし、相場の落ち着きと先行き景気や業績への期待感を支えに年初の資金流入が徐々に拡大することが見通され、24000円トライの可能性もありそうです。中小型株も含めた循環物色によりじり高展開を想定しています。

    20200114日本株チャート.png






    ■日本株~週間注目銘柄~

    ・信越化(4063) 半導体ウエハ、塩ビで世界首位。世界景気持ち直しも恩恵に。A
    ・アンリツ(6754) 5G向け旺盛で通期上方修正。回収期入りする来期大幅増益期待も。A
    ・トリケミカル(4369) 半導体材料分野のニッチトップ。決算売りは早期リバウンド期待。A
    ・エフピコ(7947) プラスチックリサイクルで先行、ESG投資拡大で注目。中食成長も。A

    (注)上記、個別銘柄コメントのA、B+などの表記は当社アナリストの投資判断、目標株価を示します。
    詳細は、アナリストレポート、QUICK企業価値研究所レポートをご参照ください。





    ■ドル円~世界景気の回復期待でドル堅調~
    ■予想レンジ(1/14~1/17) ドル円相場 1㌦=108.50~110.50円

    先週も、値動きの荒い展開が継続しました。地政学リスクの高まりを受けたリスク回避目的の円買いが先行したものの、米国・イランの双方が武力衝突を回避したい意向を示したことで、週末にかけては急速な巻き戻しが生じたためです。

    108円を割り込む場面では、本邦実需の根強いドル買い需要が確認された一方、ISM非製造業景気指数やADP全米雇用統計が事前予想を上回り、米景気の先行き懸念が和らいだことは、リスクオンの流れを引き寄せることとなりました。ユーロ圏サービス業PMIの改善とも相俟って、世界景気への不安も後退しつつあるようです。

    今週もドル堅調地合いが継続する見通しです。地政学リスクが完全に払拭されたわけではありませんが、世界景気の回復期待が安心感をもたらすとみられるためです。米中貿易協議の第一段階の合意文書の署名が15日に予定されていることも、投資家のリスク許容度を高めることになりそうです。

    20200114円相場チャート.png




    ■主な注目イベント

    ◇14日(火)
    12月の景気ウオッチャー調査(内閣府、14:00)
    12月の中国貿易統計

    ◇15日(水)
    1月の日銀地域経済報告(さくらリポート、14:00)
    12月の工作機械受注額(速報値、日本工作機械工業会)
    1月の米ニューヨーク連銀製造業景況指数(22:30)
    米中貿易協議の「第1段階の合意」の署名式
    米地区連銀経済報告(ベージュブック、16日4:00)

    ◇16日(木)
    11月の機械受注統計(内閣府、8:50)
    12月の中国70都市の新築住宅価格動向(10:30)
    トルコ中銀が政策金利を発表
    12月の米小売売上高(22:30)

    ◇17日(金)
    12月の訪日外国人客数(日本政府観光局、16:00)
    10~12月の中国国内総生産(GDP、11:00) 12月工業生産高 小売売上高
    1~12月の中国固定資産投資(11:00)1~12月の中国不動産開発投資(11:00)
    12月の米住宅着工件数(22:30) 12月の米鉱工業生産設備稼働率(23:15)
    1月の米消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ、18日0:00)

    (注)時間は日本時間







    ■米国株~今週は決算発表シーズンのいよいよ序盤戦へ~
    ■予想レンジ(1/14~1/17) NYダウ 28,600~29,200ドル

    1月2日から始まった2020年の米株式市場は10日までに7営業日が終了しました。年初来の指数騰落率は10日までにナスダック総合がプラス2.3%とNYダウ(+1%)やS&P500指数(+1.1%)をリード、一方、中小型指数のラッセル2000指数が▲0.7%と冴えず、ここまではFAANGなどの大型ハイテク株中心の上昇となっています。ニューヨークダウは10日に一時29,000ドル台にザラ場中に乗せる場面もありました。3日に米軍によるイラン高官殺害で中東情勢が緊迫化し、8日にイラン側が米軍駐留基地にミサイル攻撃で反撃したものの、米イラン両者がこれ以上の戦闘を望まないことを表明したため短期収束する公算が強まりました。注目されていた主要米経済指標は、総じて堅実な結果だったものの、事前予想に届かないものが多く、前週末公表の12月の雇用統計は予想の16万人増を下回る14.5万人増となり、平均時給の伸び鈍化も見られました。10日時点の変動性を示すVIX指数は12ポイント台で、投資家のリスク志向が高い状態を示しており、地政学リスクはそれほど問題視されていない模様です。

    今週以降、19年10-12月期の決算発表が本格的に始まり、S&P500指数構成の大企業主要500社でJPモルガンなど大型銀行などをはじめとする19社が業績報告を行う予定です。リフィニティブ調べの10-12月期の全体の業績見通しは前年同期比4.2%増収、利益が同0.6%減の予想となっています。ただ20年1-3月期の利益予想が同6.1%増と、増益に転じる見込みであるため見通しにおいて楽観視できるものであれば、株価は決算発表を通じて上昇するケースが多く見受けられると思われます。米株式指数は軒並み最高値圏にあり、利益確定売りに押されることも想定されますが、押し目買い姿勢で臨みたいところです。

    20200114NYダウチャート.png





    ■外国株・週間注目銘柄

    ・アマゾン・ドット・コム(AMZN) 競争力向上を再評価。利益増加見通し強まれば、株価再浮上へ
    ・ファイザー(PFE)  新薬事業会社と特許切れ事業との分離を計画。構造改革進展期待
    ・コーニング(GLW) 5Gスマホ背面ガラス採用と光ファイバー投資復活に期待



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