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「マーケットの最前線」

2018年5月14日

第126回「ゴルディロックス相場を示唆する株式市場のシグナル」石原順

石原順 石原順

  • 2月28日から岩井コスモ証券のチャートに筆者の売買手法である「標準偏差ボラティリティトレードモデル」が搭載されている。

    日経平均先物取引や日本株の個別銘柄の取引で標準偏差ボラティリティトレードモデルを参照したい方は、岩井コスモ証券に口座を開設すればチャートを使える。(*岩井コスモ証券ネットサポートセンター(フリーダイヤル:0120-318-611)までお問い合わせください)

    標準偏差ボラティリティトレードモデルでは、相場に方向性が出てくると、標準偏差ボラティリティとADX(アベレージ・ディクショナル・インデックス)が上昇する。標準偏差ボラティリティとADXが低い位置から上昇する場合は、相場が保ち合いを離れ、強い方向性をもつシグナルとなる。

    相場に大きなトレンドが発生する可能性のある局面は、標準偏差ボラティリティが上昇し、ボリンジャーバンドの±1シグマ(個別株および株式インデックスのみ0.6シグマを使用)をブレイクしたときである。相場がボリンジャーバンドの±1シグマ(株式インデックスおよび株の個別銘柄の場合は0.6シグマ)の外側にあるうちはトレンド相場が継続しており、ポジションを持ち続けるという手法だ。

    岩井コスモ証券のチャートでNYダウの現物の標準偏差ボラティリティとADXの動きをみてみると、なんだか方向性に乏しい相場に見える。

    ●NYダウ現物(日足)岩井コスモ証券「標準偏差ボラティリティトレードモデル」
    標準偏差ボラティリティとADXが低い位置から上昇する場合は、相場が保ち合いを離れ、強い方向性をもつシグナルとなる。
    上段:ボリンジャーバンド(21)±0.6シグマ
    中段:標準偏差ボラティリティ(26)
    下段:修正平均ADX(14)
    ①NYダウ日足_ic 20180514.png
    ©2017 QUICK Corp.

    同じNYダウ現物の日足を筆者のトレードシステムでみてみよう。チャート上段の灰色の+L+となっているところが強い買いトレンド期間、+S+となっているところが強い売りトレンド期間である。現在の相場は標準偏差ボラティリティが上昇し、相場は21日ボリンジャーバンドの上で推移しているので、買いトレンドが発生したと認定してもよいが、また強い買いシグナルは点灯していない。


    ●NYダウ現物(日足)
    上段:14日修正平均ADX(赤)・26日標準偏差ボラティリティ(青)
    下段:21日ボリンジャーバンド±0.6シグマ(緑)
    ②NYダウ日足 20180514.png

    一方で、NYダウの先物やCFDでは久しぶりに買いシグナルが点灯している。筆者の見ているVIX指数現物のチャートも楽観相場への転換を示唆しており、しばらくNYダウは堅調な相場が続くかもしれない。

    筆者が5月2日に出版した『DVD 石原順のボラティリティトレードシグナル』では、買いトレンド期と売りトレンド期がはっきりわかるように売買シグナルを点灯させているので、興味のある方は、岩井コスモ証券のフラッシュチャートとともに参照していただきたい。


    ●NYダウCFD(日足) 標準偏差ボラティリティトレードモデル
    上段:ボリンジャーバンド(21)±0.6シグマ
    中段:修正平均ADX(14)=赤・標準偏差ボラティリティ(26)=青
    下段:赤色の期間=買いトレンド・黄色の期間=売りトレンド
    ③日経平均CFD日足 20180514.png

    ●VIX指数現物(日足) 楽観相場への転換シグナル(赤)が点灯
    ④VIX指数日足 20180514.png

    ここからのNYダウのリスクオン・リスクオフを見るのにもう一つの重要なポイントはジャンク債とFAANG(フェイスブック・アップル・アマゾン・ネットフリックス・グーグル親会社アルファベット)の動向であろう。

    現在ジャンク債ETFもFAANG銘柄も買いシグナルが点灯しており、相場は強含みの環境と言えるだろう。


    ●ジャンク債ETF(iShares iBoxx $ High Yid Corp Bond ETF)(日足)
    上段:14日修正平均ADX(赤)・26日標準偏差ボラティリティ(青)
    下段:21日ボリンジャーバンド±1シグマ(緑)
    ⑤ジャンク債ETF日足 20180514.png


    ●フェイスブック(日足)買いシグナル点灯中
    上段:14日修正平均ADX(赤)・26日標準偏差ボラティリティ(青)
    下段:21日ボリンジャーバンド±0.6シグマ(緑)
    ⑥FB日足 20180514.png

    ●アップル(日足)買いシグナル点灯中
    上段:14日修正平均ADX(赤)・26日標準偏差ボラティリティ(青)
    下段:21日ボリンジャーバンド±0.6シグマ(緑)
    ⑦AAPL日足 20180514.png

    ●アマゾン(日足)買いシグナル点灯中
    上段:14日修正平均ADX(赤)・26日標準偏差ボラティリティ(青)
    下段:21日ボリンジャーバンド±0.6シグマ(緑)
    ⑧AMZN日足 20180514.png

    ●ネットフリックス(日足)買いシグナル点灯中
    上段:14日修正平均ADX(赤)・26日標準偏差ボラティリティ(青)
    下段:21日ボリンジャーバンド±0.6シグマ(緑)
    ⑨NFLX日足 20180514.png


    ●グーグル(日足)買いシグナル点灯中
    上段:14日修正平均ADX(赤)・26日標準偏差ボラティリティ(青)
    下段:21日ボリンジャーバンド±0.6シグマ(緑)
    ⑩GOGL日足 20180514.png


    日経平均現物の相場はおだやかな買いトレンドが続いている。日経平均CFDの日足は標準偏差のピークアウトで買いシグナルが消滅しているが、ADXの上昇はまだ続いており、NYダウ同様にしっかりの展開となっている。


    ●日経平均現物(日足)岩井コスモ証券「標準偏差ボラティリティトレードモデル」
    標準偏差ボラティリティとADXが低い位置から上昇する場合は、相場が保ち合いを離れ、強い方向性をもつシグナルとなる。
    上段:ボリンジャーバンド(21)±0.6シグマ
    中段:標準偏差ボラティリティ(26)
    下段:修正平均ADX(14)
    ⑪日経平均日足_IC 20180514.png
    ©2017 QUICK Corp.

    ●日経平均CFD(日足) 標準偏差ボラティリティトレードモデル
    上段:ボリンジャーバンド(21)±0.6シグマ
    中段:修正平均ADX(14)=赤・標準偏差ボラティリティ(26)=青
    下段:赤色の期間=買いトレンド・黄色の期間=売りトレンド
    ⑫日経平均CFD日足 20180514.png


    米著名投資家のラリー・ウィリアムズは<ウイリアムズ・サイクル>のボトムがまもなく反転することから、日経平均が上昇するとみているようだ。しばらく、ゴルディロックス相場が続くのかもしれない。


    ●ラリー・ウィリアムズの週刊マーケット分析(ラリーTV)5月14日の日経平均予測
    ⑬LW日経平均 20180514.png
    (出所:ラリー・ウィリアムズの週刊マーケット分析(ラリーTV)2018年5月14日 ラリー・ウィリアムズおよび国内代理店パンローリングの掲載許可をとって掲載。著作権のため、チャートおよび文章の一部を隠しています)




    石原順 プロフィール
    1987年より株式・債券・CB・ワラント等の金融商品のデーリング業務に従事、1994年よりファンド・オブ・ファンズのスキームで海外のヘッジファンドの運用に携わる。為替市場のトレンドの美しさに魅了され、日本において為替取引がまだヘッジ取引しか認められなかった時代からシカゴのIMM通貨先物市場に参入し活躍する。
    相場の周期および変動率を利用した独自のトレンド分析や海外情報ネットワークには定評がある。現在は数社の海外ファンドの運用を担当する現役ファンドマネージャーとして活躍中。





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